Thursday, May 31, 2007

男の花道

36年勤めた会社を辞めるという。
年はボクより若いが、大学の同期だ。
現地採用で何十万人いる従業員でもトップクラスにまで登りつめ、仕事の良
くできる男だ。
近頃情熱を失ったという。疲れが出てきたのだろうと思う。
会社としても辞められては痛手に違いない。

男の花道のようなものがある。今がその時かもしれない。
その花道について夕べ語り合った。
しんみりした時ではあったが、男の大切な時を語り合えたと思う。

辞めた後どうするか、しばらく考える時も必要だ。
第二の人生が備えられることを祈るばかりだ。

Wednesday, May 30, 2007

男の美学とは

名門ヤンキースと名門人気球団阪神タイガースの共通点は・・・・
ハイ、どちらも泥沼状態。
でも、ファンとしては希望を失わない。決して、決して、失わない。
Never give up!! はタイガース座右の銘。

最後までやる気を失わない者の勝利は約束されている。
誰にでもスランプはある。一時ストップしているだけだ。
明日があるさ。Tomorrow starts today.
今日から頑張れ。明日は今日から始まる。

早速というか、今日やっと阪神勝った。今岡さんやっと打ってくれた。
桧山さんありがとう。
投壊状態だったが、ベテランの下柳さん、よく頑張ってくれた。
明日は今日から始まる、這い上がって行こう。
クローザーの藤川球児、すごいね。最後の4人に投げて、4人とも三振。
「最後に投げる投手は結果だ。三振が幾つかではない」とコーチが仰った。
「基本に戻れ。野球というゲームだから、相手がどうしたら嫌がるかだ。」
と適切なアドバイス。
圧倒的な直球という力を持つからこそ、相手はその「誇り」を奪いに出る。
幾ら力があっても自分のその力で相手をねじ伏せようとしたら、逆手に取ら
れる。変化球、緩急をつけるピッチングを投球する原点に戻らねばならない、
とはピッチャーの基本。
幾ら力があっても一本調子ではいけないのだ。

しかし、
聖書の中に出てくるパウロという人は、「しかし私には、私たちの主イエス
キリストの十字架以外に誇りとするものが決してあってはなりません。」
と最後には言った。
男の美学だ。やはり最後はこれっきゃない。

藤川投手の「誇り」はその直球にある。
頑張れ、藤川。

Tuesday, May 29, 2007

だ~れ~が~、世界でイチバン~、ウウウ

昨夜たまたまブレーク時にテレビをつけたらミス・ユニバースのコンテスト
が放映されていて、最終10人が選ばれる所であった。日本代表のもそこに
入っていた。韓国の人もいたし、アメリカやヨーロッパ以外の人達も選ばれ
ていた。
ビキニスタイルやドレス姿で颯爽と舞台の上を歩き回る。みんな同じような
独特の歩き方で、同じポーズで、素敵なスマイルを振りまく。
誰もが、見られていることを意識している。審査員の目、目、目を気にして
のポーズだ。
ボクの目には誰もが美しく、全員にミス・ユニバースの栄冠を差し上げたい。
10分で見るのを止めた。
(結果はしばらくしてインターネットで知った)

女性は男性に見られることによって美しくなっていく、と誰かが言ったこと
を読んだことがある。ウム、確かに・・・。

ボクは家内を34年間見続けている・・・・・・・・・・・・・・・・・ウン。

(喉の奥から絞り出すような声で)
「かあちゃん、ウウウッ・・・ アンタガ、世界で、イチバン、美しい!!」

Monday, May 28, 2007

「腸子」はいかが?

何の話からか忘れたが、日本人の腸はアメリカ人のそれと比べると、長いら
しい。家内曰く、「それで日本人は座高が高いんだわ。」
でもそれって一昔前の日本人じゃない?
2007年度ミスユニバースで見事優勝した森さんなんて見て御覧なさいよ。
日本人離れしたプロポーションでっせ。
児島明子さんもすごいなぁと思ったけど、日本人もだんだんと欧米人並みに
なってきたのだろう。

腸の中身もだいぶ違うということですよ。
日本人の腸は総じて綺麗なのだそうだ。これは医者が言ってるのだから間違
いなさそう。アメリカ人の腸は無茶苦茶汚れているらしい。肉食人種と米と
魚を主食にしているとはこんなにも違うのかと、その比較を勉強している
ドクターの言うことだから確かなのだろう。
ところが、アメリカで生まれた2世はどうかというと、2世は1世とほぼ同
じで大丈夫らしいが、3世からは徐々にアメリカ人並みになってくるとの事。

日本人諸君!! 子供や孫たちにはもっと米と魚と野菜を食べさせようではな
いか。ハンバーガよりおむすびを食べさせよう。
腸を「腸子(調子)」良くしとかなくっちゃ。
おむすびは母親が握る、特別な愛のレシピーが含まれているのだ。
それにおむすびには、ハンバーガーとは比べ物にならない位の種類がある。
世のお母さん方よ、愛情こめたおむすびを毎日せっせと作ってあげよう。
面倒くさがらずに、丹精こめて、愛をこめて、祈りをこめて。

お墓でピクニック

朝早くから空港に行き、日本から恩師を迎える。
82歳だがまだまだ元気。本をまた一冊書き上げたとか。丁度印刷屋に回っ
ていて、もうすぐ出来上がると。
ただ、74の時に倒れた後遺症が残っていて、足を引き摺っておられる。
去年より少しひどくなったかなと心配。それでもまだ一年に2,3度は海外
講演会に出かけられる。まだまだ現役でいてもらいたい。

昼からは墓地に行く。今日はメモリアル・デー。
何と普段の墓地とは打って変わって、賑やかでお祭りのよう。
国旗が何千本立ててあることか。大きいのや小さいのも混ぜて、沢山の供え
られた花と賑やかさを呈している。
沢山の人が三々五々散らばり、ピクニックを楽しんでいるよう。
何かの行事をやっているらしく、ハーレーが20台ほどずらりと並んでいる。
今日はあちらこちらの墓地でメモリアル・サービスが行われている。

お墓は死んだ人のためではないらしく、残された人たちがせめてもの思い出
と生前そんなに孝行も出来なかったので、償いもしている気持ちがあるので
はないか。

「私のお墓の前で、泣かないでください。」の歌のように、確かに死んだ人は
そこにはいない。何になったかは別にして、思い出を心に深く刻みながら、
次はボクの番、娘息子たちに良い思い出を残してゆこう、と決意の時を新たに
させられた。

Sunday, May 27, 2007

継続は・・・もちろん「力なり」

ボクは毎日ブログを書けないでいる。
それでも毎日ブログに訪問してくださっている人がいることを、今日知った。
感激した。
思えば、2005年3月5日がブログの書き出し初日。
ヒェ~、2年も経ったのだ。続くもんなんだ。
あの時ブログを設定してくださった方が、ブログ平均寿命が3ヶ月(?)と
言ったっけ。
よくまぁ、続けられたものだ。
「継続は力」と言われるが、コツコツコツコツ、コツコツコツコツ、は勝つ
こつ、とか。
何に勝つの? と言われても良く分からないが、多分飽き症の性格に勝つこと
か。とにかくブログに関しては飽き症を「征服」しつつある。一体いつまで
続けるのか。最初始めた時は、一年が目標でありました。
ところがいつの間にか気が付かないうちに2年とは!!
いや~、恐れ入りました。褒めてつかわす。

これも読んで下さっている人がいると言うことが励みになっているのだと思
う。こうなったら、体の続く限り、命の続く限り、書きまくるぞ、と情熱を
新たに再出発の意気にある。

「ほぼ毎日」と言うのが、どうも良いのではないかと思われる。
毎日だとプレッシャーになる。そんなプレッシャーは御免だ。
ボクのペースでやらせていただく。
今後ともよろしく。

Friday, May 25, 2007

口害の巻

政治家の一言でどれほど大きな影響を及ぼすか、と言うようなことが新聞記
事に掲載されていた。
彼らにとって、当選するか落選するか、現職の政治家であれば、弁明に余計
な時間と労力を使わねばならないし、政治能力が疑われる。
今後の政治生命にも大きな問題として関わってくる。

牧師にも同じことが言える。牧師と政治家の大きな違いは、牧師には一切の
弁明が赦されないことだろうか。それだけに苦しい。
時が経つのを待つしかない。
耐え忍ぶことしか解決の道がない。
何と割の合わない仕事だとつくづく思わされるが、それが人に仕えるという
ことなのだろうか。

軽々しく冗談を言ったり、人をからかったりすることが人を傷つける。
この口を開かない訳にはいかないので、口が清められることに努力しなけれ
ばならない。
今までやってきた癖を直すのに時間がかかる。

話す前の「一呼吸」に細心の注意を払うことに心がけることに専念すべしだ。
人の徳を立てるようなことしか頭に浮かべない、健全な言葉しか発しない。
何よりも謙遜の限りを尽くす、柔和の限りを尽くすことが大切か。

一生の課題だ。

出来るだろうか・・・・・・。

Tuesday, May 22, 2007

海は広し、されど

猫の額ほどの庭がある。椅子を持ってきて、小さな台を運び入れて、朝の
お茶をした。
手を伸ばさなくても、庭の塀に手が届き、すぐ右手にはキッチンのドアー。
屋根のひさしが、にゅ~っと出てきているので、空が長方形。
10分で止めた。

「ねぇ、昼ごはん海に行って食べようよ」と家内に声をかけ、早速弁当を
こしらえてもらい、10分ドライブしたら、もうレドンドビーチ。
今日は朝からカラリと晴れ渡り、これぞカリフォルニアの空だ。
家内の顔も輝いて見えるほど、太陽がまぶしい。
You’re my sunshine, my only sunshine と歌い出したくなる。

何もあんな四角い空を見なくても、10分でこんなに広々としたところに
来れるのだ。

“うーみーはぁ~、ひろいーなぁ~、おおきーいーなぁ~”

家内の作ってくれた即席カリフォルニア巻き、おいしかったぁ~。
最高だ!! ここは。
こんな素晴らしいところに住まわせていただいているなんて、なんて幸せ
なんだ。
神様、感謝します。

Monday, May 21, 2007

不精者

自分は手先が器用なはずだったのにと思っていた。
ところが近頃、釘一つ打つのも億劫になってきたし、何かやっても上手く出
来ないで失敗する。
しかし、何が一番問題かといえば、努力しないことだと分かった。
とにかく億劫なのだ。要はやりたくないだけなのである。
家内が今の家に移ってきてからシンクが小さいので頭が洗えない。
シャワーのキャップで自在に動かせるのを買ってきたのだが、いまだに取り
付けていない。キッチンの台拭きをかけるのも買って来てから2週間以上た
つがいまだに取り付けていない。
極めつけは駄目にしてしまったウォッシュレットは一ヶ月、そのまま放った
らかしにしてある。
どれも早く使いたいのだが、なぜかそのまんま。
家内も何も言わないから、放ってある。

不精な似た者夫婦だ。二人とも不精でよかった。
もしかして、家内はボクのこと気を遣って何も言わないのかも知れない。
とすれば、それを良いことにしているボクは全くだらしなさを越えている事
になる。

かあちゃん、すまん。

Friday, May 18, 2007

プロの技術

先日ガレージドアーを壊してしまった。
3月まで住んでいた家にもガレージがあったが、一度も車をガレージに入れ
たことはなかった。荷物が多すぎたせいだ。
今回はだいぶ荷物も整理したので、やっと車を入れることが出来た。
ところがうしろ向けに入れるので、前後の距離がどれ位なのかまだ距離感が
つかめていない。車は日産のvanでハッチバックドアーになっているので、
充分なスペースがないと車の後ろのドアーが開けられない。
ガレージのドアーはオートマティックで、ドアーを開ける時、車体の前の
バンパーに引っかかりナンバープレートが吹っ飛び、ドアーを引っ張りあげ
るパートがドアからはずれ、ガラスにひびが入り、散々な状態。

今日やっと2週間ぶりに直しに来てくれた。
どうやって直すのかと思っていたら、さすがプロ10分で、全く思いもかけな
いような方法でちゃんと直してくれた。

プロと言うのは素人とは違う豊富な経験と知恵と技術を持っている。
ボクはソロソロ牧師暦8年だ。プロである。
でも、プロの仕事が出来ていない。
配慮が足りず、人を傷つけ、知恵がない。
どうしたら良いのか毎日毎日、頭を悩まし続けている。

Sunday, May 13, 2007

母の日はハンバーガー店で

今日は母の日。
一人でサンディエゴ近くのビスタという所の教会に行ってきた。
フリーウエイも混んでなく、スムースに1時間半で到着。
空は快晴、そよ風が気持ち良い。久しぶりの一人での長ドライブ。
早くに着き過ぎて、腹ごしらえとレストランに入るも、外まで待つ客で一杯。
母の日だ。サテ、と暫し考えることもなく、まっすぐに途中で見つけたIn
‘n outのハンバーガー店に入る。案の定空いていた。
母の日にはハンバーガー店には家族は行かないと言うのが相場だ、と思い
きや、何組かの家族連れがいたし、店を出る頃ドヤドヤと大勢家族連れが
入ってきた。
まぁ、皆で楽しく食べると言うのが目的だから、何もファンシーな店に行か
なくても、和気藹々と子供の嬉しそうな顔を見ながら食べるのが最高だろう。
子供にとってはバーガーが最高のご馳走だ。
ボクも一人で食っていたが、若いカップルや家族連れを見ながら食べるのも
一興。また楽しからずやである。

教会では顔見知りの方も多く、温かく迎えてくださる。
帰ってきたら、娘が韓国料理のテイクアウトを持ってきてくれた。
教会でいただいた花束と赤飯を添えてキムチーを頬張る。
平和な母の日だった。

Saturday, May 12, 2007

助けてくれ~

昨夜遅くにコンコンコンコンと物をたたく音が階下から聞こえ、不審に思い
降りてゆくと、どうもガレージからの音らしい。
台所も電気が煌々と照っている、サテはと思いドアーを開けると案の定、
家内がバツの悪そうな顔をして突っ立っていた。
滅多にやらないことだが、昨夜はガレージに通じるドアー2ヶ所をロックし
て廻った。各ドアーにはロックが二つ付いていて、一つはオートロック。
家内はガレージにあるほうの冷蔵庫に物を入れるために行った所、オート
ロックの方の鍵をはずさずに行ったので、ドアーが掛かってしまった。
ボクは2階に上がってしまって、声を出しても聞こえない。
多分家内は半べそをかいていたのではないだろか。

すぐ傍に助けがあると言うことは素晴らしいことだ。
ボクの信じている神様はいつでも飛んできてくださる。
主よ、感謝します。

Thursday, May 10, 2007

見える、見える希望が見える

昨日までデトロイト・タイガース8連勝、阪神タイガース8連敗、同じタイ
ガースでもえらい違い。
今日のニュースでは阪神タイガースが巨人に辛勝、デトロイト・タイガース
がマリナーズに完敗。
人生良い時も悪い時もある。

人はしばしば絶望感にさいなまれる時がある。嫌なことばかり続いたり、打
ちのめされるような事を2,3度も言われたりすると、落ち込んで、もう這
い上がれないような心情になるものだ。
仕事が上手く行かなくて、将来もずっとこんな悪い状態が続くと、まるで
自分の心の中に牢屋を作ってしまってそこに閉じこもり、将来を悲観する。
貧しい状態がもう運命付けられているようにさえ思い込んでしまう。
そんな嫌なことが自分にばかり起こると呪縛にがんじがらめにさえなったり
とか。
世の中、あまりにも嫌なこと、理不尽なこと、不条理なことが多すぎるから、
夢も希望も持てないのではないかとさえ思ってしまう場合もあるに違いない。
実際、そんなことを言っている人のことを見聞きする。
そして自分に何も出来ないことの限界を嫌というほど知らされて、悲しくな
る。

しかし、世界中の全ての人々が自分の中で燃える種火を持っていることを思
い出して欲しい。ある人々の種火は大変小さくなっているかもしれない。
しかしそれは決して、絶対に消えない。
まだ命の息がある限り、希望もある。
たとえ小さくなった種火でも燃え上がらせる燃料を提供できるものがこの世
にはある。
人間と言うものは、もし機会を与えられ、道を示されさえすれば、何度でも
生ける屍の状態から、蘇ることの出来る、驚くべき復活力を持ったものであ
ると信じる。

私たちの強さは弱さから生まれる。(エマソン)

阪神タイガースが久しぶりに勝ってくれ、今日は気分がいい。
希望も見えてきた。
最下位でで終わるようなチームではない。

Tuesday, May 08, 2007

Mother's Day Menu

母の日、あなたはどうなさいますか。
あるレストランの母の日のメニューです。
あなたも今からいかがですか。
このメニュー見てるだけでも楽しいと思いませんか?

S t a r t e r s

~soup du jour
~spicy tuna tartar
~crispy fried calamari with spicy marinara
~garlic and thai chili hummus with warm pita bread &
veggies
~blood orange endive arugula salad with aged balsamic
vinegar
~wakame seaweed salad with ginger soy dressing &
shirasu
~hearts of romaine caesar salad with shaved parmesan
~cluster tomato and mozzarella cheese

E n t r e e s

~dungeness crab cake with poached eggs, cilantro cream
sauce & mizuna salad
~chaya spanish omelet: shrimp scallops calamari cabbage
& onions w/spicy tomato sauce
~macrobiotic french toast, seasonal fruit, soy yogurt &
soy butter
~blueberry pancakes, organic maple syrup & soy butter
~eggs benedict with smoked salmon coat cheese &
asparagus
~grilled steak salad over arugula & organic greens,
blue cheese, asparagusmushroom & fuji apples with
balsamic vinaigrette & white truffle oil
~lobster ravioli with basil pesto cream sauce
~chaya "black angus" cheeseburger, white cheddar,
grilled onion mango chutney & spicy mayonnaise with
french fries~chaya chicken dijon avec pommes frites
~chaya rib-eye steak "prime" 8 oz with three peppercorn
sauce, roasted potatoes & broccoli
~crispy tempeh with curried coconut lentils, tuscan kale,
sweet potato puree and crispy onions (vegan)
~tuna...tuna...tuna...spicy tuna roll, seared tuna & tuna
sashimi with organic mixed green salad
~dragon roll, spicy tuna, eel, avocado, cucumber & sweet
soy with organic mixed green salad
~sushi "omakase", chef's daily selection of cut roll and
6 pieces of sushi

D e s s e r t

~flourless chocolate brownie with vanilla ice cream
and caramel sauce
~fresh fruit with 2-scoops ice cream or sorbet

Sunday, May 06, 2007

生涯の誓い

(昨日ブログに掲載したとばかり思っていましたが、何故だか抜けておりま
した)

今日のこどもの日に結婚式があった。
Palos Verdesの山の上、海が眼下一望に見渡せる、絶景の場所。
若い素晴らしいカップルと、二人をお祝いするためにやってきたゲストたち、
若い人がほとんどで、私のような年輪の多いのはマイノリティー。
結婚式もとても良かった。式の中で一番印象に残ったのが、指輪交換のあと
牧師が導いて誓いの言葉を交わすところ。

「私はあなたの行くところには、どこにでも行きます。」
「あなたの住むところには、どこでも一緒に住みます。」
「あなたの民は、私の民です。」
「あなたの神は、私の神です。」

これは旧約聖書のルツ記というところに出てくる言葉。
ルツはユダヤ人でなかったが(異邦人という)、夫が死んだため、ユダヤ人の
お義母さんであるナオミに付いて行きますと決意して言った言葉。
夫婦であっても同じことが言える素晴らしい誓いの言葉だ。

結婚は簡単なことではない。好きだからといって、すぐにくっつけるものでは
ない筈。一生のことを考え、自分の主張を通すことができないこともある。
夫婦は一体となるべきだ、と言われている通り、一生涯行動を共に出来れば、
最高だと思う。
新しいカップルに、新しい門出にふさわしい言葉だと思った。

歴史的出会い

昨日の結婚式でもう一つ感激したこと。
レセプションの席の隣に一人のアメリカ人(?)がいた。
お互い自己紹介した。彼の名前はA.B。という。イタリヤ系の名前 と思ったが
イランから来たと言う。
「エ~!? 我輩はこの3月イスラエルでイランから亡命してきたユダヤ人を知
っている」と言ったら、「我輩もユダヤ人である」と仰る。
「エッエッ、エ~!!!???」と2度の驚き。
「ほんなら、貴公は純粋のユダヤ人であるな」
「その通り!!」
「さすれば、何であるな、もしかしたら、ダニエルの子孫か?」
「或いは」

イヤ~、すごい人の隣に座ったと猛烈に感動した。
そして延々と話が続く。
今から約2560年位前にユダ王国がバビロン帝国によって滅ぼされ、強制連
行されたイスラエル人の中に、貴族の子弟や優秀な若者が大勢いた。
時のバビロニアのネブカデネザル王は、官吏となるためにそれら優秀な若者
を訓練するのであります。
イスラエル人は70年間ペルシャ帝国のクロス王にバビロン帝国が滅ぼされ
る迄、バビロンに囚われの身となる。

お隣りのユダヤ人はその子孫。そのような国にいるユダヤ人は特に結束が固
く、ユダヤ人コミュニティーがありそこでユダヤ人の子供たちはトーラーを
勉強する。ロスにある日本人学校のようなもの。
彼は現地校(イランの学校)にも通い、週末はヘブル語とトーラーを学ぶ。
「トーラーはモーセ五書を指すものといわれているが、広義には旧約聖書全
体さらにはミシュナなども含めたユダヤ教の文献全体を指して用いられてい
る。」(新聖書辞典より)

彼もやはりユダヤ人の女性と結婚しているので、このようにしてユダヤ人の
純粋性を守って行くのだ。
彼の話によるとイランにはまだ25,000人位のユダヤ人が残っているとか。
預言されていた通り、イスラエルの国は紀元70年にローマ軍によって破壊
され、約100万人が殺され、生き残った人々は世界中に離散、流浪の民とな
る。
ところがイスラエルの歴史はそれで終わってしまったのではない。
不思議なことに聖書は、神が世界各地からイスラエルの民をもう一度、昔、
祖国であったパレスチナに連れ戻し国を建てることを予告した。
1948年国家再建がなった。
そして世界中に離散しているユダヤ人を「終わりの時」に集めると言う預言
もなされている。(エゼキエル36:24、イザヤ11:11,12)
1930年辺りからだんだんとイスラエルに戻ってゆく人達が増えている。
聖書の預言通りになっている。

一度消滅した国が再建され、ヘブル語自身もなくなり、それが回復してまた
ユダヤ人は話し始めている。すごい国民である。
これらのことは後ほどまた機会があったら、ブログに乗せたいと思っている。

結婚式も良かった。
ボスターニ氏に出会ったことも感激であった。
満足の一日であった。

Friday, May 04, 2007

災難でした

昨夜は北加からの牧師先生が我が家にお泊まりくださった。
空いている部屋がないので、ボクと同室。
私の寝る前の祈りが、「主よ、今晩一晩どうか鼾をかきませんように」でした。
翌朝、その先生曰く、「先生は寝ている間もお説教なさるのですね、さすがで
すね」と言われた。
先生は多分ボクのいびきで眠れず、ついでに寝言まで聞かされた様子。
そう言えば、家内によく言われていたが、いびきと寝言の二重奏らしい。
「主よ~」、と大きな声を出すとのことだ。
今日は大切なミーティングがあるとの事、頭がどうか冴え渡るように、
今晩安らかに眠れますようにと、その先生のために祈る。

Wednesday, May 02, 2007

サービス業って

空港に行く用事があり、帰りに遅いランチをした。
店には誰もいなく、持ってきた本を読みながら、うどんをすする。
店を仕舞うというので、お勘定を先にしてくれという。まぁ、しかたないか、
とお勘定を済ませる。食べ終わって、水を飲みながら、本を読んでいたら、
急に電気が消えて薄暗くなる。アレッ、停電だ、と思いきや、キッチンに目
をやると煌々と電気がついている。店は仕舞ったので早くお帰りくださいと
いう合図なのだ。
何だか、急に興ざめしてきて、食べたものまでもが、味気なくなり、早々と
店を退散。
店を出たとたんに考えたのだが、サービス業とは何か。
勿論美味しいものを出すことにお店の方は一生懸命精を出しておられるだろ
う。客が、あ~、おいしかった、と満足して帰ることだろうが、サービス業
というのは、味だけの問題ではないのだと思う。総体的なものではないのだ
ろうか。外に出るまで満足感を与え、店を出たとたんまた来ようと客に思わ
せてこそ、サービスの精神が行き届くのではないか。

だから旅館で客を迎えるときの言葉に、「出迎え3歩、見送り7歩」だった
かそんな言葉があったことを思い出した。迎える時より、お帰りになる見送
りの方が大切だというのだ。入ってくる時は、笑顔で迎えるが、帰える時に
は客の背中に向かって、「ありがとうございました~~」だけだと、商業的
なのが見え見え。せめて出口のところまで店の者が来て挨拶すれば、最高
のもてなしだと思うが。

その点、ボクの叔母は接客には徹底していた。
だから上客がいつも付いていた。
客がいつも叔母を助けていた。そこまでの信頼関係を持つことを見せ付けら
れてきたので、どうしてもボクの見方が辛口になってしまう。

申し訳なかったが、いつも置いてくるチップの半分だけ置いて店を出てきた。

Tuesday, May 01, 2007

いにしえからあったこと

昨日のウエブサイトに次のような記事が掲載されていた。
「糖尿病などで足が壊死(えし)する「難治性潰瘍(かいよう)」で切断しか
治療法のない患者に、『マゴット(ハエ幼虫)セラピー』という治療法を行っ
たところ、9割の患者が足を切断せずにすむなど高い効果が認められている
ことが・・・・」、と言うものだ。
要するに、腐った皮膚にウジ虫で皮膚を食べさせ、皮膚を綺麗にする療法。
日本ではごくごく最近になってこの療法を取り入れたということ。

1096年から始まった十字軍がエルサレム奪還遠征にイスラエルに来た時の
建造物遺跡がいま発掘されている。
3月のイスラエル旅行でその一部を見学させていただいた時、その建物の中
には舞踏室(ボールルーム)や病院まであった。
その病院のところでガイドのスティーブン栄子さんの話によると、当時負傷
して腐敗し始めた傷口にウジ虫で治療したと説明があって、「へぇ~、人って
物凄いことを考えるものだなぁ」と感心したものだった。
900年も前からそんな治療法が西欧ではあったのだ。

「温故知新」、古きをたずねて、新しきを知る。
昔(いにしえ)の人の知恵は進歩している。
昔からこの療法あったのだ。

「日の下には新しいものはない。
『見よ、これは新しいものだ』と、言われるものがあるか、
それはわれわれの前にあった世々に、すでにあったものである。」
聖書、 伝道の書 1章9,10節


ところで、夕べの集会後、サプライズの誕生日を祝っていただいた。
この年になっても嬉しいね。
もう一つのサプライズは、20年来信仰を持ち続けてきたが、なぜか洗礼を
拒んでいた姉妹が、突然だけどこの日曜日に洗礼を受けたいと言われ、二重
の喜びだった。
この日曜日が待ち遠しい。