Thursday, June 30, 2005

平安

体重がぐんぐんと減ってくる。 面白いほどの効果である。

何しろこのところ、好きな米もパンもなし、うどんも好物のラーメンもない、ソーセージも肉類もなく、まるで仙人の食事。
余り急激に減るのも心配だが、ある程度の所に行けば止まるらしい。

世の中そうそう急激効果のあるものなど少ない。

宣伝効果、街頭販売効果、カウンセリング、教育、教会の教勢、どれもじっくりと戦略を練り時間をかけてやらないと評価できるものにならない。

血圧は少し落ち着いてきたが、時々上の方が上がる。

人間の体の繊細さはこんなにも現れてくるものかと驚いた事がある。

問題を持った人の話を聞く前からもう血圧は上がっている。

礼拝の後は随分と上がっている。

人間いつも平常心、心安らかであるのは何と大切な事か、又難しい事かがわかる。

「わたしは平安をあなた方に残して行く。 わたしの与える平安は世が与えるようなものとは異なる。」と聖書は言っている。

この平安がない限り、人はいつも上がったり下がったりしている弱い者なのだ。

人生長い間やって来て、この平安がいかに重要なことかを思い知らされている。

安藤秀世(サウスベイジャパニーズクリスチャンフェローシップ教会牧師)

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Wednesday, June 29, 2005

上手に「ノー」

昨夜、いや、厳密には今朝の明け方、こわ〜い夢を見た。

あるビルディングの駐車場で一生懸命自分の車を探していた。 なかなか見つからず、やっと見つけたら、仲間が15,6人ほど待っていた。 

ボクの相棒は用事があるからと言ってさっさと自分だけ大きな車に乗って行ってしまった(なぜか消防車を改造した銀色の車だった)。 後に残った者をギュウギュウ詰めにして、とにかく10人くらい乗せて山道を下っていった。 なぜか舞台は急に山間の湖畔の下り坂になっている。

余りにも重すぎてハンドルが効かず、湖の中に転落してしまう。

それでもずぶ濡れになりながらも、又引き返して残りの4,5名を車に乗せて帰る。

ここまでが夢。 

問題はこうまでしてなぜ人の世話を焼いたのか。

前日、バウンダリーズ(境界線)と言う本を読んだ。 

この性だ。

人には身体的境界線、精神的境界線、感情的境界線、霊的境界線があるそうだ。

いわばお隣りさんとうちとの垣根のようなもの。 

お互い越えてはならないものがあるにもかかわらず、知らず知らずのうちに越えてしまう。

夢ではないが、私は安全上これ以上人は乗せられませんのでと、お断わりすればよいのに、良いですよ、私がやりましょう、と言うところに問題が生じるのだそうだ。

これがストレスとなってイライラの原因になり、それが昂じて不安になる。 

不安が昂じて恐怖になると言う具合。

そう言えば断われずに全部背負い込んでしまう例って沢山あるよね。

上手に「ノー」といえる訓練も必要なのだそうだ。


安藤秀世(サウスベイジャパニーズクリスチャンフェローシップ教会牧師)

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癒される確信

家内に、「ずいぶんとマメになったわね」と言われた。

毎日台所に立って、せっせと自分の食事を作っている。

しこたま野菜を仕入れてきて、野菜スープと言うか煮込みと言うか、を作っている。

前のにドンドンと足して行くだけ。味付けは一切なしでレモンだけを丸ごと一個分絞る。

日本からメールが届いて、納豆を食べると良いと言われた。 それも朝でなく夕食の時。

寝ている間に血栓を溶かす作用があるという。 ありがたい事だ。

まだお会いして事のない海を越えた向こうから親切な温かい心のこもった言葉をいただくと胸が熱くなる。

友人から毎日玉ねぎを一コ食べろとも言われた。 

スライスして油を少し垂らしてキャラメル色になるまでゆっくりと炒める。 

炒めるのが良いのだそうだ。

他州の方からも、心配して下さるメールをいただいた。 

祈って下さっている。

家に色々な物を持ってきてくださる。

今回の事で人の愛を一杯受ける事ができた。 

愛されている、 関心を持たれていることの何と幸いな事か。

体は不調だが幸せを一杯味わっている。

多くの祈りと愛で早急に癒される確信を得た。


安藤秀世(サウスベイジャパニーズクリスチャンフェローシップ教会牧師)

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Monday, June 27, 2005

神の宮

あまり神経質になるのも問題だが、全く構わないのはもっと問題なのがこの身体、健康問題だ。無知をさらけ出して恥ずかしい話だが、以前私は車と言うのはガソリンを入れるだけで走るものだと思っていた頃があって、エンジンを駄目にしてしまった経験がある。

人間の体も手入れをしないと、やがて走れなくなる時が来る。

神を知るようになって判った事は、この体は自分の物であって、自分の物ではない事。「神の宮」と言って下さるほど大切な体なのだ。だのに大分健康に問題が出始めてきて慌てている。

神が喜んで認めて下さる働きをしたいと願いつつも、頭の教養(知識)に偏り、心の教養を怠っている。聖さに不足している事をつくづくと思い知らされている。悲しむべき重大な欠点だ。

何よりも祈りの不足が一番の問題と痛感させられている。

「心よりも頭の方を多く用いた説教は、充分に聴く人の胸にこたえない」リチャード・シーシル 説教の準備の大切さに没頭する余り、準備されなければならない「心」を無視している。

「良く祈った人は良く学んだ人である」マルチン・ルター

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Sunday, June 26, 2005

特別料理

友人の一人にドッグフッドを食べた奴がいた。

聞いてみると、「あまりにも美味そうに食っているから、つい。」

どんな味がするのか知らないが、犬には美味いのだろう。

鳥や動物は木の葉や野菜を美味そうに食う。

馬や牛は藁だって美味そうに食ってる。

何の味付けもなく自然のままだ。

昨日から塩気全くなし、醤油なども一切使わないボク用の特別料理を食っている。

味も何も全くありゃしない。

3日もすれば慣れるとは言われてるけど、動物じゃあるまいし。

まぁ、自業自得と言えば言えない事はないので、ここはぐっと我慢。

体重も落とせる様だし、体質も変わるということだし、まぁ、試してみる価値はありそうだ。

2ヶ月先が楽しみだ。

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Saturday, June 25, 2005

サイン

毛細血管を含めた人体の血管をずっとつなぐと約9万km(約56000マイル)にもなるらしい。 

地球一周は4万km(25000マイル)。驚嘆すべき数値だ。 

これは地球を2回以上まわる長さだ。 考えられないと思うが、そうらしい。

どれくらいの速さでまわるのか知らないが、とてつもなく神秘的だ。

人体は小宇宙と言うが、本当にそうだ。

その血管が詰まるとどうなるか。 何らかの支障をきたし、サインが出る。

そのサインがないと突然崩壊がやってくる。 

サインが出ることは感謝な事だ。

打つ手を考え、処置をすることができる。

右首の所の血管が90%詰まっていると言われ少々驚いている。

でも早速、専門家は打つ手を考えてくれ、色々な指示を出してくれる。

専門家がいるということはなんと幸いな事か。

しかし「天と地と海と、その中にある全てのものをお造りになった方」がおられるのはもっと心強い。

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Thursday, June 23, 2005

ボクの健康

「慣れ」と言うのは恐ろしいと言うか、凄い力だとつくづく思う。

本来余り水を飲まない者だが、水をアルカリに換える装置をある方が置いて行ってくれた。(家内の健康のために)

ボクの健康にも良いというので、たくさん飲みなさいと言われたが、そんなに飲めるわけではない。

ところが友人の一人が、1日2リットル以上毎日飲みつづけ、猛烈に元気になった。

ヨッシャ‐僕もやったるで〜と、今まで500CC飲めばよかったのが、毎日少しづつ増やし、今では2リットル以上飲めるようになった。

それほど苦ではない。 

やれば出来る!! と一寸自信がついた。

血圧が少し高いので、毎日歩く事に決めた(今までに何度も決めたが、実行が疎かになっている)。

体重も10ポンドは減らさないといけない。

毎日少しづつ歩く距離を増やし、時間を増やして行こう、と再々再度決めた。

今回は少し深刻な理由があるので、長続きさせたい。


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Wednesday, June 22, 2005

検査(その2)

超音波を操作している技師はアクセントの強い女性だった。

いきなり、「Are you busy?」と聞かれたので、「Oh, yes, very busy」と言ったら横で娘が、

「dizzyかって聞いてるのよ」と言われた(フラフラしますか?と聞いたのだ)。

その会話以来何かと言えば娘が通訳するように、もう一度英語を言い直す。

可笑しくって笑いそうになるのをぐっと我慢のし通し。 

しかし女性二人は真剣な顔をしているから余計に可笑しい。

お陰で随分とリラックスできた。

娘が付いて来てくれ、本当に良かった。

検査

ウルトラ・サウンド(Ultra Sound超音波)の検査に行くと言ったら、それってお腹の赤ちゃん調べる奴でしょう?ッていわれた。

妊娠しているくらいボクの腹は出っ張っているからそういわれるのも無理もない。

そういえば昔お腹を超音波で診て貰って、全く症状のなかった腫瘍を見つけてもらったことがある。

右首の血管が少し詰まっているが、それ以上のことは言えない、と技師に言われた。

そういわれると余計不安になる。

昨日から塩気を極力減らした。食事の量も減らした。

昨日も今日も体重が減っていないが、猛烈な空腹感に襲われている。

朝から何が食べられるのか、そればかり考えている。


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倒れてたまるか

いつまでも若いつもりでいる、困ったものだ。

油っこい物や塩けが大好きで今でもガンガン食っている。

子供達が「父の日」だというので、バーベキューをしてくれたのを、子犬のように腹がでかく膨れるほど食った。

今朝空港に行くのに慌てて車の所に行ったら、フラフラとした。 右手が重く、右足も重い。

やばい!!

でも暫くじっとしていると収まったので、空港まで行ったら、そこでも同じ様な症状。

日本から来た人に、大分脅かされて、医者に直ぐに行った。

まだまだやる事がある、あと23年は現役でやらせていただきたい。

そう安々と倒れてたまるか、と意気がっているが自重自重。

睡眠、運動、食事療法、気をつけよう。

体が資本と言ったばかりだ。



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Monday, June 20, 2005

夜空

庭にはオートマティックのスプリンクラーがついていて、

勝手に水をまく。

でも、スプリンクラーをつかったのは一度きり。 

理由は簡単、この手で水をまくのが好きだからだ。

朝、青い空を眺めながら、

緑に手入れされた芝生に水をまく。

何とも気持がいい。

夜、時々庭に出て椅子に座り夜空を眺める。 

都会の事だから、そんなに星が見えるわけはない。 

それでも僅かに見える星、月や雲。

自然に接しているととても安らぐ。

頭の中にあるものを忘れて....

ただボーッとするだけなのに、

体じゅうに張っていた物が取れて行く。

これが必要なんだろうな.....

こんなひと時を大切にしている。


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Sunday, June 19, 2005

父の日

今日は『父の日』。教会ではお母さん一人で子供を育てていらっしゃる方が何人もおられるので、子供たちに淋しい思いをさせたくないという思いから、「親の日」とした。

娘がボーイフレンド一緒に来てくれた。 

下の息子も来てくれ、ランチを作ってくれた。

そのあと娘とボーイフレンドがガレージを整理してくれ綺麗に掃除までしていってくれた。

うちのガレージは車を一度も入れた事のないほど、まるで倉庫のように荷物の山だ。

ずい分とスペースを作ってくれたので、車でも入れようかと思ったが、ワンチャンの寝る所がなくなるので止めた。

ガレージの隅っこにボクの勉強部屋もある。

大きな冷蔵庫も置いてある。 

教会の荷物や椅子もある。 人様からの預かり物も置いてある。

車を入れられなくても何かの役に立っていると思えば、諦めもつく。

本来の目的には使われないことも沢山あるが、何かの役に立っている事はそれ自体目的を達している。

これで良いのだ。(バカボンのパパ)

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頭より体

昨年の11月バングラディッシュに行った時、随分と年季の入った飛行機に載って冷や冷やした事がある。 

飛び立つとき、機体全体が必要以上に揺れ、思わず手を合わせてしまった。

この頃、自分の体の状態を考えるとき、もう随分と年季が入っている上、健康を保つ努力もしていない事に気がつく。

神から与えられた体を最善の状態にする努力を怠ってはいけないとつくづく思わされる。

心と体と魂は一体。適度な運動、睡眠を良く取り、バランスの取れた栄養補給を怠りなく、疲れ過ぎず、適度に勉強し、又瞑想する。

大切な体をこれからは心身ともに最良のコンデションに保っていかなければならない。

何しろ牧師は体力が勝負。 

長持ちさせなきゃ。

でも、頭より体だなんて....、一寸情けない気もしないではない。


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Saturday, June 18, 2005

フリーウェイ

フリーウェイを走っていると、人の親切さ、凶暴さ、性急さが目に付く。

やたらとレーン(車線)を変える人、人に追い越されるのを極端に嫌う人、怒鳴りまくる人、絶対に自分の前には車を入れさせない人、親切に入れてくれる人、中指を立てて怒りの表情をする人、等など。

今朝もフリーウェイを走っていると、お隣りを走っている車の助手席の人がボクの車の後ろを指差しながら、何かさかんにジェスチャーをしている。 咄嗟に不吉な予感がする。

フラットタイヤ? 火を噴いている? 部品が取れそうになっている?

ヒョイとバックミラーを見ると、ガソリンを入れる蓋がブラブラ、ボカッと口が開いたまま。さては先ほどガソリンを入れた時に蓋を閉め忘れたか。

親切さに、「ありがとう!!」と思わず手を振る。

怖い目にあったことがある。 

一度はいきなりボクの車の前に入ってきて、ブレーキを掛けられた。すんでのところでぶつかる所だった。 
ある夕方近くのこと、前を走っているヴァンがいきなり左にそれた。
 
するとどうだ、フリーウェイのど真ん中に車が止まっているではないか!! 

ちょっと距離があったがギリギリのところで私は右にそれた。 間一髪、危なかった。

約500メートルほど走って後ろを見た。 あの止まっている車に他車がぶっつかった。

ドカーンという音と真っ赤な火柱がフリーの幅一杯に広がっているのが、ミラー越しに見えた。 何てことだ。 恐ろしさの余り暫く動悸が収まらなかった。


フリーウェイを走っていると危険な目に四六時中あう。注意深く走るに越した事はないが、車の点検も良くしておかないと止まったら悲惨な事故につながる。 

事故を避けるにはやはり、譲り合いのマナーと、ディフェンシブ(防御的)運転に徹して行かなければならないと思った。

無事故の日が何日も続くとホッとする。

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Friday, June 17, 2005

周知の事実

第二次世界大戦時ナチスは600万人のユダヤ人を殺戮した事は周知の事実。 

ごく最近知った事だが、同じ様にゲルマン民族であるドイツ人がナチスによって数十万人殺されているという事を聞いた(ある大学の教授で世界的に活躍している人)。

どのようなドイツ人が殺されたかというと、社会的に不適合な人(肉体的、精神的に)といわれる人たち。
優性思想(優秀な人間だけを残すという思想)というのがあって、(これはドイツだけでなく世界の列強国と言われる国々が同じ様な事をしていたし日本も例外ではない)この思想の犠牲者達だ。

これは「進化論」の歪められた形として出てきたものらしく、当のダーウィンはまさかそんなことになろうとは、全く知らなかったらしい。

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Thursday, June 16, 2005

拍手喝采

イチロー遂にメジャーで1000本安打達成!! 

野茂投手の200勝達成!!

道のりは長かった。 

大変なプレッシャーの中、しかもメジャーという世界最高の場での偉業は応援チームがたとえ違っていても

拍手喝采、スタンディングオベーションを送りたい気持には万人変りはないと思う。

安打数より凡打数の方が多い、負け投手になった方が勝ち投手になったより多い。

そんな苦労の中での記録達成は大変意味深いものがある。

エジソンだって1000回は失敗を重ねている。

自動車王フォードだって5,6回は破産している。

物事を達成するというのは、簡単な事ではない。 

一つ言えるのは、最期まで諦めず夢を追って行くという事か。

人生に夢を持つと、日頃の歩みがコツコツとした努力となり実となって、大きな夢の達成となる。

「若者は幻を見、老人は夢を見る」という言葉が聖書に出て来る。


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Wednesday, June 15, 2005

レストランと音楽

中国レストランに入ったら、店内にクラシック音楽が流れていた。

ボクは中国料理もクラシック音楽も大好き人間。

その両方が流れていたのだから気分上々になるのは当然と思いきや、何ともチグハグナ気持になってきたのだ。

何故だろう? 良く分からないけど、合わないのだよ、チャイニーズ料理とクラシックは。

そこは食べ放題のレストランだったからだろうか。

高級レストランだったら、雰囲気的に合ったのかも知れないけど、チキンのから揚げを食いながらサンサーンズの「白鳥」はね〜。

なんだか食べた気がしないまま、レストランを後にした。

でも、最近は鮨屋ではBGMにジャズが流れ、教会でもドンチャカの過激ハードロック賛美歌、なんていうのもあるので、ステレオタイプは良くないかな。


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Saturday, June 11, 2005

google.com

娘が「ダディー、グーグルドットコム(google.com)を開いて自分の名前を入れてご覧、ダディーのこと一杯出てくるよ」

「どれどれ、アッ、凄い、一杯出てくるね。 アッ、写真も出てる。」

というわけでヤフーのウェブサイトの中に私の情報がありました。

余計な事と思いながら、教団の偉い先生もあるかな、と見たのですが、「ウ〜ム?・・・」

世の中便利なようだが、こんなに個人情報が直ぐに見られて良いのかと少し不安になってきた(別に出さなきゃ良い訳だが)。

宣伝が出来て、知られる事はとても良い媒体だ。 

しかし、もし私がまずい事をして世間や神様に顔向け出来なくなった時、たちどころに世の晒し者だ。 

「ああ、あの人だよ。よくまぁ、ね〜。」てな具合だ。

余りしゃしゃり出ないで、そっと陰に隠れていた方が良いかもしれない。

難しいところだ。


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Wednesday, June 08, 2005

子供達の目

去年の11月にバングラディッシュとインドに行ってきた。

何が一番印象に残ったかと言うと、子供達の目だ。

なんと澄んだ、輝いた目をしているのだろう。 

誰もがそう言う。

この国の将来はこの子供達が担っている!! と感動したものだ。

しかしだんだんと成長するにしたがって、自分には将来がない、希望が持てないと言い出してくる。 周りの現実に押し潰されそうになって、先が見えないし考えられないのだ。

このスラムから一生抜け出る事はないと考え始める。

何とか子供達がその目の輝きをずーっと持って行って欲しいと願う。

世界中から多くの援助が行っているが、なかなかスラムの人達には届かないらしい。

諦めムードが区域(スラム街)全体を覆っている。

人間希望がなくなると目も輝きを失せる。

人間将来がないと思うと惰性的な生き方に変ってしまう。

インドやバングラに行かなくても私達のごくごく近くにも大勢いらっしゃる。

「明日があるさ」と言うのは希望があるということだ。

何処でこの希望を得る事が出来るのか。

あなたの目の前に実はあるのさ。

あるのに見ようとしないだけさ。

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Tuesday, June 07, 2005

ラスベガス

2年ぶりにラスベガスに行ってきた、と言ってもギャンブルとは程遠い、教会の御用だ。

ラスベガスに始めて行ったのが1964年、アメリカに来て間もない頃、友人と二人でグランド・キャニオンに行く途中で立ち寄り、スロットマシーンに触れた。

2度目は1973年仕事関係で2ヶ月ほど滞在した。このことがきっかけで1991年からラスベガスで伝道が始まり家庭集会を続けた。 以来10年間続いた。 

そして友人に引き継いでいただいたが、アレヨアレヨという間に教会になってしまった。

実に最適の人に引き継がれたものだと、神に感謝した。

その当時の人が礼拝に出席しておられ、感慨深い懐かしさで胸が一杯だった。

殆どの人が新しい方達で、良くここまで伝道の働きが祝されて来たものと、神様をほめたたえた。

教会は生きている。 生きている限り成長する。 

ラスベガスの町も最初に言った時は50万もいなかった。 

今はアメリカでも一番成長している町。 200万人に達している。 町も想像以上に大きくなった。 新しいホテルがまだまだ建っている。 

世界中から人が来る。 ギャンブルと言う賭博の暗いイメージが完全に払拭され、家族連れのテーマパークと娯楽、ビジネス・コンフェレンスと完全に一般化されている。実にスマートなやり方である。 

教会も見習わなければならない。 

しかし考えてみれば、全ての社会機構の発端と基礎になるのは聖書に書かれている事なのだが・・・。

教会のイメージも変えていかねばならないと痛感した。

今は社会から学ぶ事のほうが多い。

安藤秀世(サウスベイジャパニーズクリスチャンフェローシップ教会牧師)

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Friday, June 03, 2005

断食

水曜日は朝から断食を敢行している。 といっても名ばかりで殆ど実行されていない。

全くだらしのないことだが、意志が弱いの一言に尽きる。

牧師はもっぱら断食と祈りに専念しなければ力が出てこない。

教会のリーダーシップは取れない。 良く分かっているから断食をしようと決意するのだが、

今日は断食の日だと思った途端に空腹感が全存在を支配する。 体全体が「空腹」でどうしようもなくなる。

今日もそうだ、ドライブしながら空きっ腹には勝てず、家に帰るなりその辺にあるものをつまんでしまった。 

情けない、と涙を流す思い。

こんな事なら初めから断食などしない方が、罪悪感を感じなくて済むのに、やはり格好をつけるのだろうか、他の牧師がやっていると、ボクもやらなきゃと思うのだ。
比較じゃないのに。

神様は弱者の味方というのは正しい事だが、こんなどうしようもない牧師に神の情けはあるのだろうか。 

心意気だけじゃ物事は進まない。 何事も実践だ。

行いのない信仰は虚しい。

今日も反省の1日。 すぐさま、悔い改めてやり直しだ、とやる気を出すのだが。

Wednesday, June 01, 2005

恩師あり、遠方より来る。

私の最大の恩師である先生が今日日本から来られた。 

この方がおられなかったら、今の私はいない。

50才の時、61才から将来なにをするかを決めた。

しかしその準備の為の具体的な方法は何一つ計画した訳ではない、ただ61才から牧師になるぞ!! と決めただけだ。

そんな時、声をかけて下さり、牧師になるための学校である神学校に即座に入学させてくださり、優しく指導し早くに卒業出来るように取り計らって下さり、按主礼(牧師としての献身の祈りと表明)をして下さり、その日から何処に出ても牧師としてやって行けるように送り出してくださった。

先生は今80才のご高齢だ。72才の時脳溢血で倒れられたが、奇跡的に生還された。

言語も大分しっかりしているが、少し足を引きずっておられる。 

でもお顔はまだまだ若々しい。 

心がまだ若い証拠だ。

仙台の伊達藩の出身、海軍兵学校を出ておられるので、倒れる前は背筋がぴんとしておられ、なかなかお洒落で、剣道も6段の腕前だ。

考える事もなさる事も大胆この上なし。肝っ玉の据わった方で、並の牧師とはチト違う。

非常に厳しい反面、優しさの滲み出たお人柄でもある。

「良かれ」と思うことはどんなに障害があっても突き進んでいかれる。 所謂、常識破れの所もある。

人生の最も大切な事は、「良書に恵まれることと、良師に恵まれること」だといわれる言葉を深く噛み締めている。

幸いな人生を送らせていただいていると感謝している。


安藤秀世(サウスベイジャパニーズクリスチャンフェローシップ教会牧師)

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