Sunday, October 23, 2005

明日から訪日

明日から1ヶ月、日本に行く。

牧師になる前は出張で年に4度は日本に行っていた。 

牧師になった今でも年に2度行く。

仕事の内容が全く違う。

共通している事は日本のあちらこちらに行くことか。

以前はホテルばかりだったが、今は殆どがホームステイだ。

ホームステイの楽しさはじっくりと初めての方々と親しい交わりが出来る事と、色々な話が聞けることだ。

主に牧師先生方との交わりだが、ご苦労なさっているのはどこも同じか。

しかし伝道する情熱はどこに行ってもどなたも同じだ。 地方の小さな教会でがんばっておられるのを見ると頭が下がる。

先生方は地方での土着化の天才ばかりだ。 その地方に馴染みながら、する事だけはちゃんとしておられる。

明日から色々な所に行かせていただく。 今回は移動に随分と時間が掛かる。 

4週間分のレールパスを買った。 色々な人たちとの出会いが待ち遠しい。

体調だけは万全を期さなければならない。

Saturday, October 22, 2005

心から感謝

アメリカに宣教師としてこられたが病に倒れ(多発性硬化症と言う難病)、志し半ばにして日本に帰らなければならないご一家が昨日帰国された。

一家の柱であるご主人が倒れ、奥様や子供達のご苦労は大変なものだったと思われるが、絶対的な方(創造主なる神)に養われ、毅然とした生活態度を通してこられたお姿に頭が下がる思いだ。

遣わされた教会で子供達のためにサマー・キャンプを始められたが、その後の事は疎遠になっててすっかり忘れておられたのが、今回先生ご一家が日本にお帰りになる事を聞いた方が12年ぶりに尋ねてこられた。

その方は先生がその教会に遣わされた時の初穂(最初に洗礼を受けられた方)。

ナント今はその方が責任者となってそのサマーキャンプを毎年やり続けておられるとの事。

宣教師としてこられ、途中で病にかかり、何一つ成果を残す事が出来なかったと思われていたものが、すっかり忘れていたその中で確実に育てられてきたのは人の業ではない。

人間の目と神の目は明らかに違う事を見せられた。 人は種を蒔き、神が育てて下さるという典型的な例だ。 

この12年間多くの子供達がサマーキャンプに参加し、大自然の中で造り主に出会ったことだろう。 

その時まだ幼かった子が、今はそのキャンプの中心になって働いているとのことだ。

神の働きの中で何一つ無駄なものはない。

豊かな実がふさふさと実った。実に感動を覚える話だ。

このことのために先生達はこの地に遣わされた事を確信する。

人間の評価ほど不確かなものはない。

私達は常に確かなものに目を向けて行きたい。

今日、無事に日本にお着きになったと言う知らせが届いた。

ホッとしたひと時だった。

普段寝たきりの病人には非常に辛い、長い飛行機での旅が、無事に守られた事を神様に心から感謝する。

Thursday, October 20, 2005

シュワちゃん、がんばって!!

私達の住んでいる地域は中流家庭が多い。 

教育熱心だ。

子供は宿題など忘れたためしがない。 

親が先ず子供が学校から帰ってきたら聞く事は、 「宿題は?」である。

宿題がなかったら親が先生に抗議に行くくらい子供より親が熱心なのだ。

公文式塾に行かせるは日本語学校にも行かせる、ピアノ、バレー、習字、ソロバン・・・・。時には家庭教師もつける。

学校には親がボランティアで出かけてゆく。 オープンハウスなどあろうものなら、目の色変えて何もかも放っておいて母親は出かけてゆく。

先生に負担をかけない。先生は比較的楽だが、貧困地域よりその分給料は安い。なかなか教師の空きがないらしい。

教師として正式に雇われず、臨時雇い(Substitute)の格好でいるのが結構いる。

校長などに認められたら或いは、正式な教師になれるのでチャンスを伺っている。

地域によって先生の数も偏ってくる。どこでも同じだろうが。教育はその国の要(かなめ)だ。 

もっと政府は教育に力を入れてほしい。 

教育費に金を惜しんだら、いずれ亡国の憂き目になりかねない。

シュワちゃん、がんばって!!

Wednesday, October 19, 2005

可愛くて良い子

貧困層の地域の学校では、オープンハウスに親達は来たためしがないそうだ。 

学校教育には全く無関心らしい。

生徒は宿題や予習等やってきた事がない。 親に話しても埒があかない。

これじゃ、親達にこそ教育が必要だと切実に思う。

どこの世界でもあることだが、問題のある生徒は多い。 

でも一人づつ話すと、どの子も可愛くて良い子らしい。 

娘の勤めていた学校では、高校生だから娘より体のデカイのがウヨウヨいる。 

怖くて仕方なかったらしい。 

麻薬が横行しているし、時には発砲事件もある。

個人的に話すと良い子なので、先生が気に入られると、ボディガードよろしく、守ってくれるそうだ。 

娘にもそんなのが何人かいたらしい。 

でも怖い。 とうとう辞めてしまった。

今はずっと給料の安い会社で働いているが、ノンビリと気楽にやっている。

Tuesday, October 18, 2005

アメリカ合衆国はカリフォルニア州ロサンゼルスの話

カリフォルニアでは州政府政策により教育費削減で子供達の将来と家庭が心配される。

教会員の子弟で学校教師になっている者も少なくない。 

かく言う私の娘も教師をやっていた時期があった。

昨日も聞いた話だが、LA(ロサンゼルス)のある地区では教材費やプリント代など教師が立て替え自費で賄わなければならない事も度々あるそうだ。 

教師がしょっちゅう変る。

長続きしない。 

子供達もそれに慣れてしまって、教師が辞めても別に感傷的にはならないそうだ。

ある時、虫歯予防週間で教会員の娘さん、夜を徹して歯の模型を作成、歯の正しい磨き方を3年生に教えた所、歯を磨いた事のない子供が何人かいた。 歯ブラシなんか使った事がない。 

これには驚き、あまりにもの貧困さと無教育にただただ唖然。

見かねてその子供達に歯ブラシと歯磨きチューブを買ってあげた。

翌朝、一人の少女が先生の姿を見つけると猛烈な勢いで駆けてきた。 

口を一杯に開けて、『歯を磨いたよ』って見せた。 

その話を聞いた教師の母は思わず泣いてしまった、と話してくれた。

これアメリカ合衆国はカリフォルニア州ロサンゼルスの話。

Wednesday, October 12, 2005

敬老ホーム慰問

今日、朝早くから敬老ホームに行ってきた。

ここは中間看護ホームと言って、車椅子を使わず、ご自分である程度自由に歩ける人、歩くのに全く問題のない人、杖を突いて歩く人、しかも頭脳的にはしっかりした人たちがおられる。

賛美歌を5曲ほど一緒に歌ったが、ピアノを弾いてくださったご夫人はしっかりした音とリズムで弾いてくださりおどろいた。

反応も良く、皆さん声を出して歌ってくださる。

この程度の人達なら、ご家族と一緒に住んでも問題はないと思うのだがと一寸複雑な気持になった。

そのあとで、もう一軒の引退者ホームに知人を訪ねた。

ここは重度の人たちが殆どで、人の世話にならないと何も出来ない人たちばかりだった。

殆どが車椅子の厄介にならないと歩けない。

私達の知人はリューマチがひどく、去年ずっと奥様の世話をしてこられたご主人が亡くなられここに入られた。 薬の副作用で目が見えなくなり、手足の指も随分ひどく変形しておられる。 しかし何時お会いしてもしっかりとしておられ、はっきりと喋る事も出来、お見舞いに行った私たちが返って慰められ、信仰を強められて帰って来る。

例え目が見えなくても、ご自分で何も出来なくても、なお、見えないものに希望をおき、強く生きておられるお姿をみると、信仰の素晴らしさを改めて思わせられる。

今75才だが、60才から点字を学習され、毎日点字で聖書を読み、知っている人たちのために祈りを捧げておられる。
 
家内もリューマチだからお互い格別に親身さがあり、年は離れていても痛みを分ち合う事が出来る。 

毎日家内と私のために祈ってくださっているとか。

涙が出るほど嬉しい。

はた目には家族もいない所にいてお淋しいに違いないと思うのだが、どんな状況にあっても、嘆くことなく、悲嘆に暮れて涙することなく、なお希望をもって生きておられる姿は輝いて見える。

ぼくもこんな生き方をしたいと切実に思った。

血液検査

8月27日に頚動脈手術をした後、この体の血糖値やコレストロール、肝機能等どのように変化が見られるのか、日本に行く前に是非知っておきたいと思い、今朝血液検査に行ってきた。

血を採るだけで体の事が全てと言わないまでも、重要な事がわかるなんて、門外漢の私には不思議に思う。

「血は命」と言われるように、血というのは体の隅々にまで行き渡り、体の全ての器官に働いており、それらを機能させている。

お母さんが赤ちゃんにあげる母乳も出てくる前までは赤い色をした血なんだそうだ。  

あんな白い色をしていないらしい。 

文字通りお母さんは自分の命を我が子に与え続けている。 

人間に限らず生き物ってすごいものだと思う。

このような仕組みが偶然出来たとは到底思えない。 何かしら動かしがたい絶対的な力が働いているに違いないのだ。

そんなことを血を採られながら考えさせられた。

Monday, October 10, 2005

スンドフー(Soon Tofu)

久し振りに家内と二人で韓国レストランにスンドフー(Soon Tofu)を食べに出掛けた。

時間が早かったせいか、客もまだらで注文したスンドフーに付き出しの小皿が13種類出てきたのにはおどろいた。 それにここは黒豆ご飯と茶飯があってご飯も選択できる。

小一時間もいただろうか、だんだん客で混んで来始め、隣りのテーブルにも3人の韓国人が座った。 

ところが家内が言うには、お隣りさんの突き出し小皿は12種類しかなかったわよ、と言う。

食べ物に関して女性は観察力が鋭い。よく見ているものだ。 客が混み始めだんだんと品がなくなったのだろうか。

そう言えばこれでこの店は2度目だが、一度目は7人で行ったが、せいぜい突き出し小皿は7種類ぐらいだった。

あの時は今日よりうんと時間的に遅かった性だったかもしれない。

この店には早い時間に行くに限る。それにしても13種類とは豪勢だ。

小皿とご飯だけ食べればお腹が一杯になる。 注文したスンドフーはそのままお持ち帰り出来る。

何だかうんと得したような感じの夕食だった。

青空市場

週に一度、青空市場に行くのは一つの楽しみになっている。

名前の聞いたこともない見た事もない果物や、野菜がところ狭しと並んでいる。

スーパーマーケットで売っている物と随分違うな〜と思っていたら、もぎたてらしい。

見てくれはちっとも良くないが、味は良い。

果物や野菜がこんなに種類があるのかと感動すらする。

何十種類、いや何百種類あるだろうか。 同じプルーンやリンゴでも幾種類もある。

季節によっても又違う果物や野菜が出てくる。 

日本語を喋る農家の人たちも来ていて、「コマツナ」を最初探しに行ったとき、英語で何と言うのだろうか心配していたが、ちゃんと「komatsuna」と書いてあった。

無農薬の野菜や果物もある。

何万年も経つ間に、自然淘汰か進化でこんなに種類が自然に増えていったのだろうか。

それにしても、人間が食べられる物をこれだけ残せる訳がない。

それとも人間がすでに作られた野菜や果物が食べられるように順応して行ったのだろうか。

聖書に、神は「地には種類ごとに植物が生えよ」と言われるとその通りになったとある。

神はすでに創造の時、植物を人間よりも先に用意して下さっていたのだ。

「さあ、私は地上の全ての植物をあなた方に与えた。それがあなた方の食物となる。 また地上の動物、空の鳥など、全ての生き物のために、食物として植物を与える」とある。

そしてその通りになった。

最初は人間も含めて全ての生き物は草食だったのだ。 道理でこれだけ多種の果物や野菜があるはずだ。
 
改めて自然の恵みに感謝する気持が強められた。

好き嫌いはやめて全て感謝していただこうではないか。 

子供達にはこのことをじっくりと教えなければならない。 

親の責任として。

青空市場に行く意味が深くなってきた。

Thursday, October 06, 2005

ゲゲゲのゲッ!!

ゲゲゲのゲッ!! あ〜、おどろいた。

眉毛がない?!

この間は後頭部に円形脱毛症が出来たばかりなのに、今度は眉毛が・・・

体にメスを入れるたびごとに体に変調を来たす。

今度は血管の手術だから、毛細血管にまでその影響が行ったのではないか。

「血はいのち」だから、命を得たり失われたりする部分があってもおかしくはない。

しかし人前に出ると格好悪い。
 
どなたか解決法ご存知ないか、是非ご一報ください。

女房よ、がんばれ!!

製薬会社から家内のリューマチ用の薬が送られてきた。

症状がひどく、医者の推薦があれば製薬会社に申し込み、只で1年分の薬を支給してくれる。 何しろ一本の注射が800ドルもする。それを月に2回打たなければならない。

会社から申し込み用紙が送られてきて、収入の証明をつけて送るだけで良い。

有り難いことに収入の少ない牧師家庭はすぐにOKが来る。 我々は低所得者なのだ。

これは家庭で本人或いは家の者が注射をする事になっている。

私は今まで何本も注射を打たれてきたが、注射を打ったのは初めての経験。

今夜思い切ってやってみた。 家内の腹部目掛けて、ブスッとやったのは良いが、一度差し込んだが十分中まで入らず、もう一度ハリをおそるおそる押し込む。なかなか難しいものだが、あまり打つ方も気持ちのよいものではない。

旅行で一ヶ月家を空けるので、これからは家内が一人で打たなければならない。

気の弱い家内のことだ、果たして自分の腹めがけて打てるのだろうか、心配だ。

医者の好意によって4度ほど只で打ってくれた事があるが、なかなか調子が良いので、勇気を出して無理にでも打たねばなるまい。

女房よ、がんばれ!!

オヤジの役目

なぜか我家の汚い仕事はすべてオヤジの役目らしい。 

トイレが時々詰まるとお声が掛かる。 お客が来たとき、詰まるから厄介だ。

この間も日本からホームステイに来た19才の女の子が、用を済ませたあと、詰まった。

娘さんがかわいそうだ。

今朝も娘が呼びに来た。 自分でやればよいものを、こんなこと、オヤジにやらすか!!

蜘蛛が出てきたといえば飛んで行き、蟻の行列には強烈殺虫剤の“RAID”で大量殺戮は私の役目。 

女性軍は蛾も苦手らしい。 カナブンや大きな蚊のような虫から台所の生ゴミまですべて我家ではオヤジの役目。

家にゴロゴロして食事をいつも作ってもらうのだから、余り文句は言えないが、せめて少しは役に立っていると、自分を慰めている。

ご苦労様、あんたはよくやってるよ。