Friday, May 30, 2008

人命救助

日本に行くと必ずと言ってよいほど、滞在中殆ど毎日流されるニュースが
ある。
今回は中国の四川省で起こったマグニチュード8の強震だ。
生き埋めになった人が何万人もいる。
家を失った人達が560万人とも。亡くなった人が6万人にも上がる。
全く悲惨な天災である。
特に可愛そうで全世界の人々の涙をそそったのが、親を失った子供たちだ。
これからどうやって生活して行くのだろう、どうやって学校を続けて行く
のだろう。
日本から救助隊がどの国よりも早くに派遣された。反日感情の強い中国の
人達に良い印象を与えた事はクレジットだ。
医療隊も派遣された。
救助隊にしても医療隊にしても、当初は少し戸惑ったようだったが、相手
側のニードに合わせるのが筋だろう。

それにしてもサイクロンで今もなお苦しんでいるミャンマーの人達が可哀想
だ。助けの必要としている人には一刻の猶予もないのだ。
人命救助をいかなる理由があっても、遅らせたり、拒否したりする理由は
政府にはない。そのような政府はすぐに滅びる。

レールパス

28日に日本の旅行から帰ってきた。
2週間の間に新幹線にどれだけ乗っただろうか、今回は「こだま」によく
乗った。と言う事は比較的近場が多かったわけだ。
東京・三島往復、東京・浜松往復、東京・名古屋往復、東京・仙台往復と
東京を拠点として行ったり来たり。
近頃はいつも1時間、或いはそれ以上早めに駅に着くので、予定していた
一つ早めの汽車に乗ることが多い。従って、自由席に2度も乗ったし、通
路側しか空いていない。

自由席と言えば、レールパスは自由席しか乗れないものだと長年思って
いた、と言う人に出会った。
長年そのご家族全員、いつも自由席ばかりだったとか。
信じられない!!

いつも長い列に必死なって並んでいたのだなぁと想像すると、何だか
お気の毒でもある。

まぁ、人は色々、人生楽しい。

Tuesday, May 13, 2008

なくてならぬもの

いよいよあと一時間で空港に行く。7ヶ月ぶりの日本だ。
準備に忙殺される。
一月あたり前から体力の調整に始まる。
日本では良く歩かねばならないし、体力がないと声にも差し障りが出る。
選曲や説教、教会の週報に月報、細かな所に神経が行き届かない。
結局いつもの事ながら、「なんとかなるさ」で何とか済ませる。
絶対に忘れはならないものだけを最終チェック・・・、パスポート、航空券、
レールパス、BG用のCD、説教原稿、これだけで何とかなる。

大体日頃の生活を見ても、最低限で済ませられることが多い。
何でもとにかく便利なものだから、あれもこれもと物も情報も多すぎる。
結局あれば便利だが、なくてはならないものではない、ということだ。
そんなものに振り回されているケースが多すぎる。反省しきり。

「なくてなはらぬもの」それは何か。
人生の根源的な質問だ。
ボクは知っているが、あなたはいかが?

では行って参ります。
帰るまでブログは休みです。
再開は6月。
では、では。

Friday, May 09, 2008

教え方上手

日本行きのために新しいデジタルカメラが必要になった。
ちょうど下の息子が来たので、どんなのが良いのか聞いて見た。
すると、自分が買ってきてやるというではないか。なんとも頼もしい
限りだ。
母親に小遣いをせびっていた時代を懐かしく思い出す。
うちの子供達は独立独歩が比較的早いように思う。
親の不甲斐なさは時には子供にとっては益となる。

ボクが考えていた予算より高くついたが、彼が全部払ってくれた。
取り扱い方を教えてくれた。
彼は昔からそうだったようだが、実に懇切丁寧に教えてくれる。
先ずさっとやって見せる。次にゆっくりと説明しながら教える。
さらに、ボクにやらせるが手を貸してくれる。
最期に全部ボクがやるように指導する。
これって指導法の基本だ。
どうやって彼は身につけたのだろう。神からの知恵に違いない。

「あなたが主に信頼する者となるように
今日、あなたに教えを与えよう。」 箴言22:19

Wednesday, May 07, 2008

わる~い趣味

「ふるさとの町」とか「町の著名人」をテレビ取材する番組を観ていると、
婦人会の会長さんや、何処かの奥様が出てこられる。
面白い? ことに必ずと言って良いくらい、化粧をちゃんとなさり、洋服も
一張羅と思われるのを着ておられる。
そう滅多な機会にはなさらないであろうネックレスを宝石箱から取り出し、
まるで借り物の・・・とかのように畏まり、身体がこわばっておられる。
明らかに普段とは格別違うご様子と思われる。

そこでボクは一人で想像してみた。
取材も終わり、皆いなくなった部屋で一人、手足を伸ばして一体どんな格好
をしておられるか・・・。
チョット人が悪い趣味だけど。

Sunday, May 04, 2008

おお~波

朝早くに近くの海に行った。家から海まではドライブして7分だった。
洗礼式を海でするのは初めての経験で、チョット心配だった。
賛美をし、祈り、さぁ、いよいよ海に入る。

波が嫌に高い。
受洗者の姉妹は小柄だ。
二人が白いガウンを着て、海岸を背に海に向かって入って行く姿はまるで、
決死の入水覚悟の姿に一瞬思えた。
何しろ高い波が目の前に、ぐぁ~んと押し寄せてくるのは恐怖だ。
姉妹の顔も歪んで見えた。

なかなか、姉妹を水下に沈めるチャンスがない。
思い切って、エイッとばかり沈める。
と、波がどわ~っと来た。
二人の足がすくわれる。
二人は波に呑まれて、どてっと倒れる。波が体を覆って行く。
ぶざまな格好だ。
起き上がろうとするが、ナント左足が引き攣った。
親指が砂に呑まれこんで、爪が裂かれたような激痛が襲う。
なかなか起き上がれない。姉妹はボクの下敷きになってもがいている。

初めての海での洗礼式を姉妹は何か美しいものを想像していたに違いないし、
ボクだって朝日が昇り、水面を照り輝かしている中、厳かに洗礼式が執り
行われる。とまぁ、こんな所を想像していた。

聞くところによると、礼拝の後、子供たちが、そのビデオを見て、ゲラゲラ
笑っていたそうだ。
なんともお恥ずかしい次第。
まぁ、格好良くはいかなかったが、それでも記念の洗礼式は終了した。
新しい命の誕生の瞬間は、どんな不様な格好をしていたとしても、神の目か
らは神聖なものだ。

主よ感謝します。ハレルヤ!

「まことに、まことに、あなたに告げます。
人は、水と御霊によって生まれなければ、
神の国にはいることができません。」ヨハネ3:5

Friday, May 02, 2008

古希vs新希

古希は長寿をお祝いする最初のものらしい。
この後に続くのが、喜寿(77歳)、傘寿(80歳)、米寿(88歳)、卒寿(90歳)、
白寿(99歳)、だそうだ(便利なウエブサイトで調べる)。

誕生祝いをしていただいた。
ランチをご馳走になって、余りにも美味しかったので、たらふく食べてしま
い、夜は家内から大好物の海老のてんぷらを食べても良いと言う許可を戴い
て楽しみにしていたのに、何も食べられなくなり、結局サラダを食べてお仕
舞い。てんぷらはお預けになったが、許可は時効になった訳ではない。

中国の詩人、杜甫(唐の時代)によって詠われた「人生七十古来稀なり」か
ら古希(古稀)と言う言葉が使われるようになったとか。

今の時代、古希などは珍しいものではない。
周りの迷惑を顧みず、更なる長寿を目指して、卒寿まで元気で現役で行きた
いと願っている。

まだまだ先はある。
これぞ新らしい希望、「新希」の出発だ。