Monday, January 12, 2009

「わたし、わたしよ!」

朝早くに電話があった。
「もしもし、安藤さん?」「ハイ、安藤です」
「わたし山田です」「・・・」大体4人くらいの山田さんを知っているので
迂闊に返事できない。
しばらく間をおいて、「エ~っと・・・」「山田ですよ!」ちょっと苛立ちが
伝わってくる。
当然知っているでしょう、私のことを、と言わんばかりである。
困っているのはボクの方。
弱ったな、調子合わせて知ってる振りしようか、それとも最後まで確認した
方がいいか、しばし沈思黙考が続く。
「山田花子です」ついにフルネームでおっしゃってくださった。
なんだ、初めっからそういえばいいじゃないですか、すぐに分かったのに。
このお方は信仰の大先輩。しかし10年以上もお会いしていない。

ついこの間も、暫く振りでかかってきた電話がある。
家内が先にとった。ところが家内が名前を間違えてボクに受話器を渡し、
「日高さんから電話」ときた。日高さんて昔一人知っていたな。でも、その
人からかかってくるわけないしと、「ハイ、安藤です」「あ、日高です」
「あ~、どちらの日高さんでしたっけ」「あら、この間もあの集まりでご挨
拶させていただいたじゃありませんか」「???」「まぁ、忘れられてしまっ
たのですね」
こんなやり取りが暫く続き、やっとフルネームを言ってくださった。
そら、そら、そら、すぐに分かったじゃないですか。家内が名前を間違えて
ボクに受話器を渡してくれたのも、そのまま鵜呑みにしてしまったことも、
一瞬にして解決じゃないですか。
名乗り出ると言うことは、相手に恥を欠かせないためにも、どこどこの何々
とフルネームと所在団体なり、会社なり、言えば最初から問題ないことなの
ですね。

みなさん、久しぶりに電話をかけるときには、必ずフルネームを言いましょ
うね。相手に恥を欠かせないためにも。配慮しましょう。
特にボクのようにもうそれ相応のお年を召している方には。

間違っても「安藤さん、わたし。だれだかわかる?」なんてゆめゆめ
言わないようにして下さい。

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