シャワーは艱難辛苦
何年ぶりかで朝シャンと言うのか、朝にシャワーをとった。
えっ?! と思われるかもしれないが、ボクは寝る前派なのです。
アサシャンはテレビの影響でした。
「ためしてガッテン」の番組で加齢臭について放送されていました。
華麗臭ではない。
親父が嫌われる、あの何とも言えない独特のにおい。
娘たちがまるで腐った魚を嗅ぐように顔をプイッと背けるあの臭い。
体のどこから一番臭いを発するかと言うと、胸と背中なんだそうな。
タオルでチョイト拭くにとどめ様と思ったが、どうせならエイッとばかり、
全部洗ってしまったと言うわけ。
ボクがアサシャンをしないのは風邪を引く可能性があるからなのです。
一度ひどい目にあったことがあるのです。
そう、今でも覚えている、ハワイに行く2日前のこと、あるセミナーが
あって講師はご婦人であったので、やり慣れないシャワーを取ってしまった。
ハワイに付いた途端からずっと風邪を引き、泳げない、食事にもいけない、
観光にも行けないで、散々な目にあってしまった。
アシャサンは絶対にやらない、と心に堅く誓いを立てたのです。
今日はその堅い誓いを破ってしまったのです。
すごく罪悪感を感じながら、今に来るか、今に来るかと、お風邪様を待って
いる嵐の前の静けさのような状態です。
午後から自彊術の体操があってその時、女の先生が必ず背中をマッサージ
して下さるからなのです。
不快な臭いは避けたいのです。その思いだけなのです。
だから週に2度はアサシャンを取らなければならないのです。
もうこうなったら、シャワーの爽やかさというより、難行苦行で滝に打たれ
るのと同じことです。
「我に艱難辛苦を与えたまえ」の心境でシャワーを取り、いざや、いざ、
午後の体操に行ってきま~す。