Saturday, August 27, 2005

手術

良くある事だが、ややこしい事ってドッと一度にやって来るもんだ。

ボツボツとこちらの都合通りには行かないものだ。

検査結果のフィルムを医者に見せた所、即手術しなければならない。待ったなし! と言われた。 

ところがその手術日には娘が引っ越してくる事になっている。

娘が病院に連れていってくれることになっていて、彼女の荷物がトラックで我家にやってくる。 

ガレージに積まれている長年開けたことの無い荷物を整理して、ダンプ・カーに積み込んで捨てる作業をしなければならない。 

娘の為にクローゼットを2ヶ所空けて、ガレージセールに出すものと捨てるものの仕分けも残っている。

その他、日曜日の教会の印刷物(プログラム、月刊ニュース)も用意しなければならない。

血圧が上がりそう。 娘も大変だ。

明日の手術時までもつだろうか心配になってきた。

安藤秀世(サウスベイジャパニーズクリスチャンフェローシップ教会牧師)

Friday, August 26, 2005

別れ際の一言

別れ際の一言は職業によっても多種多様、ついつい普段の時にも出てきてしまうものらしい。

医者の場合、家に遊びに行って帰り際にも「お大事に!」と言われる。

昨日医者の所に行ったら、「お祈りしています!」といわれた。

ぼくが牧師だと知っているので、つい僕の顔を見て出た言葉だと思うが、「お大事に」よりも嬉しかった。

安藤秀世(サウスベイジャパニーズクリスチャンフェローシップ教会牧師)

Wednesday, August 24, 2005

相席

アメリカには余程の事がない限り、レストランでの相席(あいせき)はない。

日本から来られた人をハンバーガー店に案内し、注文を取ってくだんの人を探していると、なんと!? 見知らぬ人と座っているではないか。

早速お友達を作ったのかな?と思い近づくとどうもそうではないらしい。

相手は女性の二人連れ。さては?と勘ぐったが、何しろ彼はとても真面目なお人だし、やはり、日本での癖なのだろうか、思わず空いている椅子に座ったようだ。

可笑しくて噴出しそうになったが、これ以上相手の人に奇異に見えても可哀相なので、さっさと外の空いている所へと移ってもらった。

日本に行って時々相席になるが、今もどうも慣れないでいる、滞米生活歴40年のこれも習性か。

安藤秀世(サウスベイジャパニーズクリスチャンフェローシップ教会牧師)

Monday, August 22, 2005

声が出た!!

「声が出た!! 」 やったぁ〜。

思わず歓声の連続だ。 昨日2ヶ月ぶりに歌えたのだ。

もうこれで大丈夫だろう。 心配しなくても大丈夫。

結婚記念日もあった事で、フラダンスの為に歌をつけると言う事で必死で声を出す練習をしていたら、前日にそこそこ行けるという感触はあったが、あそこまで出るとは思わなかった。

何が原因で声が出なくなったのだろうか。

よく解らないが、食事療法が原因だったかもしれない。

塩気無し、油気なし、タンパク質も余り取っていないのが原因じゃないかと思う。

それにストレスが加わったのだろう。

人間あまり偏った事をしてはいけない。

何事もバランスが大切。 良い教訓をさせていただいた。

しかし病気を抱えているわけだから、不摂生はいけないことも心しておこう。

あさって検査の結果が出る。

平安でおれるように祈っている。」

安藤秀世(サウスベイジャパニーズクリスチャンフェローシップ教会牧師)

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Saturday, August 20, 2005

結婚式

ハワイからフラダンスの名手が教会にくると言うので、是非一振り? ダンスを所望。

じゃぁ、あの有名なハワイアン・ウエディング・ソングどうだろうかと言う事になった。

礼拝でこの歌とダンスは、とひと悶着あったが、結局する事に決定した。

よくよく考えたら今日は我々の33年目の結婚記念日だ。

今日結婚式に行ってきた。 300人くらいの出席者。

豪華な式であったし、また、リセプションも凄かった。何しろ寿司バーが出たのだから。

それも一流どころから職人さんが来た。

教会の結婚式も変ってきたなぁ。 

凄く豪華に派手になってきた、と自分の時のを思い出しながら、感慨深かった。

何しろ僕たちの時は、教会の人たちが作ってくれたサンドイッチだけだったからなぁ。

そんなことを追憶しながら、300人の中でその寿司バーに一番にたどり着いたのが、何と私だった。

安藤秀世(サウスベイジャパニーズクリスチャンフェローシップ教会牧師)

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Friday, August 19, 2005

大きな愛

私はカルカッタに行くまでは、マザーテレサの事を話したことも考えた事もなかった。

彼女の生き様や葬儀の事はテレビで見たくらいの知識しかない。彼女に関する本を読んだ事もなかったし写真展にも行かなかった。

あの『死を待つ家』の建物の中に立ち尽くして以来、よく彼女の事が頭の中をよぎる。又彼女の言った言葉が頭の中で響く。

「色褪せた青いサリーをはおって、擦り切れたサンダルを履いた小柄な猫背の女性があるノーベル賞を受賞した。絢爛豪華なホールにはブラックタイや正装の紳士淑女が居並んでいる。

世界中の富豪、各界の有力者、優れた業績を残した科学者や知識人たちである。錚々たる顔ぶれに囲まれて、その中央にサリーにサンダルの小柄な老婦人の姿あった。

インドで貧困と飢餓と病気に苦しむ人々の為に献身するマサー・テレサである。(中略)どんな富豪も有力者も彼女の豊かさの前には顔色なしである。

この世の害悪にめげる事のない黄金の武器、慈愛の心を力としているからであり、人が生きている限り尽きる事のない愛を富としているからだ。」(ロバート・フルガム)

神の言葉に忠実なだけの人である。

信仰を土台としてあるがままの力と才覚を活かしてその場その場で出来る事を実行している。たった一人で小さな行いで世界をドンドンと変えてゆく。

彼女のように平和を作り出していく人になって行きたい。

平和とは実に「与える事」であることを彼女を通して学んだ。

『私達は大きなことは出来ません。ただ、大きな愛を以って小さな事をするだけです』(マザー・テレサ)

Sunday, August 14, 2005

良い情報

つめた〜い壁や天井を見ていると不安感がゾクゾクと増してくる。

195/95とビーンと血圧が上がった。

別に手術をする訳でもない、ただの検査なのに、前日に友人から様子を一寸聞いていたのがいけなかった。

足の付け根から通って血管の中を首まで見るとか言う、アンジオグラフィーのテストは、終わった後も1日じっとしていなければならない。

もし血が出てきたら直ぐに911(救急電話)を呼べと忠告された。

何も知らないで行くと、な〜んだ、こんな簡単だったんだ、と思えたテストかも知れなかった。

不安が少しでも事前にインプットされると、どうもそれがドンドンと膨れ上がって行くみたいだ。

変な情報は入れないほうが良い。

それでなくても周りは不安な材料ばかりが溢れているのだ。

逆の場合もまた真なり。良い情報をドンドンと人に与えるようにしよう。

今の時代、人は安心と平安を求めているのだ。


安藤秀世(サウスベイジャパニーズクリスチャンフェローシップ教会牧師)

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Tuesday, August 09, 2005

神の領域

スペースシャトル「デスカバリー」が1日遅れで無事帰還した。

余分の一日を宇宙で過ごせた気分はどうだったろう。

任務を離れて気楽な気分で楽しく過ごしたことだろう。

子供のように宙返りをしたり、宇宙でしか出来ないような想像的な楽しみ方があるに違いない。

何と言っても壮大な宇宙の中で、しかも、地球を見ながらなんて。

こんな贅沢はこの世にはない。

そこにいるだけで神に一番近いように感じるのではないだろうか。

寸分の狂いもない宇宙の法則にしたがって、人間の叡智を存分に発揮できるのは素晴らしいことだ。

人間には知恵が与えられている、しかし過信して神に近づいたなど、ユメユメ思ってはならない。

神の領域は測り知ることの出来ない、信じ難いほど深遠なものなのだ。

人は永遠に神の領域に到達など出来る訳がない。

謙遜に生きる事によって、神の存在が解って来ると言うものではないだろうか。


安藤秀世(サウスベイジャパニーズクリスチャンフェローシップ教会牧師)

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お酢の効用

体調を崩して以来、たくさんの方から励ましを戴き、愛の贈り物を戴き、体質改善の方法を教えていただいたりしている。これで良くならなかったら、私の責任は重大である。

その中に“酢”の効用に関するものが2,3ある。
私は大の「酸っぱいもの苦手人間」これだけは勘弁して欲しいと願っていたが、どうもそうは言ってられない状態らしい。

玉ねぎを酢につけたものこのひと月のあいだ食べている。
黒酢を持ってきてくださった方があり、毎食後お猪口一杯飲む事を勧めてくださった。
2週間前から黒酢にタマゴ二つ漬けて酢卵をつくり、今日から取り始めた(一寸気分が悪くなった)。

これだけ酢漬けになったらさぞ体も柔らかくなる事だろう。

頭の方がもっと柔らかくなった方が良いと考えている人も少なくない筈だ。

Thursday, August 04, 2005

祈りは力

“忙しさ”は自分ばかりでなく、他の人の心も亡ぼす(忙)。

人のイライラは隣りの人にも伝染し、伝染された人は腹が立つ。何の関係もないのに邪険に扱われるからだ。
そんな事が日常茶飯事になってきている。 

世の中殺伐、潤いがなく、心が枯れ、まるで生ける屍のうごめきの様を呈している。

医者のオフィスと病院で全く事務能力を疑うような扱いを1日に3度経験した。

お陰で血圧が上がりっぱなし、腹は煮えくり返る。

その夜の祈り会である女性が忙しい職場でまったく悪意に満ちた邪険さと叱責を受けた時、2,3日祈ったそうだ。

週明けにまるで人が変わったように優しく扱われた、と。

例え何を言われても言い返さず、耐えて祈る時、もっと良い結果がくる事を教えられた。

祈りは力だ。

私にはこれがナント不足していることだろう。