Thursday, August 31, 2006

ブレイクイン

知人宅に昼間泥棒が入った。
婦人一人住まいで、ちょっと買い物に行っている間の出来事だったとか。
それが2日前の出来事。それから夜は怖くて、便所に行くのにビクビクしな
がらで、ちょっとの物音にもビクッとする。
お見舞いにサボテン科の綺麗な花をつけた植木をお持ちした。

「ここのガラスを割って入ったのよ」と言って部屋を見せていただいた。
高校生くらいの若い男だったらしい。クスリをやっていて小遣い欲しさの
犯行ではないかと、警察の見立て。

部屋を見渡すと南部鉄器の茶瓶が二つ飾ってあったのを手にとって、「これ、
南部ですね?」と言ったら、「そうよ、持って行きなさい。どうせ置いておい
ても盗られるのなら、人に喜んでいただけるほうが嬉しいわ」
こういうのを、エビで鯛を釣る、というのでしょうか。何だか随分得したよう
な気持ちになって帰ってきた。
お見舞いに行った筈だったけど・・・。

Wednesday, August 30, 2006

ラスベガス

ボクが一番最初にラスベガスに行ったのは、そう41年前。
アメリカで知り合った早稲田の学生のつわものと一緒だった。
バスでラスベガスに行き、グランドキャニオンに行った。
その次に行ったのは仕事関係で行った時だから、34年前ぐらいか。
それからチョクチョクと仕事関係が続き向こうに半年間くらい住んだのが、
結婚して間もない頃だった。

暫く途絶えて、その次が今から16年前で、これは教会関係。
向こうでバイブルを学ぶグループを結成した時です。そのバイブルを学ぶ会
を結成した時向こうには一人しかいなかった。それが二人になり、3日前に
行ったときには60名位になっていた。
人口も当時60万(16年前)くらいだったのが、今や180万人だとか。

日本人の方も大勢住んでおられる。留学生、国際結婚、ビジネス関係、引退
された方とロス近辺と変わらない。
ホテルもどんどんと建って行く。
これほど急速に発展して行った町は世界に類を見ない。
物凄い力だ。この力はアメリカの底力のような気がする。

この街に日本語の教会がある事はなんと素晴らしいことだろう。

Tuesday, August 29, 2006

この長い道

久しぶりにラスベガスに行ってきました。
友人が教会の牧師をやっています。

長距離を運転するのは、去年6月にラスベガスに行って以来です。
行きは3回途中で休憩しました。
帰りはガスの補充以外ノン・ストップでした。
土曜日に行って日曜の教会での礼拝を終わって、本来ならそのまま帰って
くるのですが、体力の事を考慮してもう一泊。

月曜日の朝出発して、4時間ちょっとで我が家に。
その夜は集会と忙しいスケジュールでしたが、全て守られ感謝でした。
ところが翌日目が覚めない。グッスリと爆睡。9時半に電話で起こされた。
電話が鳴らなかったら、いつまで寝ていたことやら。

気が張っていた事が判る。体は正直、何もかもお見通しだ。
もう若くはない、そんなに無理は出来ない。
それはそれで、その様な状態でこれからの「なが~い道」、御付き合いして
行くほかない。

3枚目のCDが10月にリリースされる。
タイトルは「この長い道」。
よろしく。

Saturday, August 26, 2006

岩の上に建てる

ブログを3日間お休みさせていただきます。
あと2時間ほどでラスベガスに参ります。目的は純粋なものです。
まぁ、何が純粋か知りません、人によって価値観が違いますから。

10年間通い続けた彼の地には懐かしさがあります。
今はもう立派な教会が建っています。しっかりと教会の使命を遂行なさって
います。何でもじっくりと忍耐しつつ、焦らず、コツコツコツコツとやって
行く、これが勝つコツと誰かが言われました。その通りだと実感しています。

「そこで、わたしもあなたに言う。あなたはペテロである。そして、
わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てよう。黄泉の力もそれに打
ち勝つことはない。」マタイ16:18

もっともラスベガスは砂の上ですが、イエスと言う岩の上に教会をしっかり
建てられ、私達の人生も「砂上の楼閣」にならないよう、まことに「真実」
な方の上に人生形成をしてゆきたい。

いざ、出陣、行ってきます。

28日か29日お目にかかりましょう。

Friday, August 25, 2006

高いツケ

下の息子が、夜中から急に歯が痛みだした。歯医者のアポを取ってくれとの
電話。あいにく知り合いの歯医者は今日は休み。
3週間前にせっかくアポを取ってやったのに、その時はすっぽかした。
歯の痛みが退いたとのことだった。
ところが今日のはどうにも我慢できないらしく、他の知り合いと言うことで、
もう一軒の歯医者に駆け込んだ。

何とか応急手当をした帰ってきたが、何でも2千ドル以上掛かるとか。
3週間前に行っておけば、数百ドルで済んでいたらしい。
こんなところは親父そっくりだ。上の息子も全くそんなところは似ている。
ところが娘だけは違う。全てにキッチリしている。
だからうるさく言う。非常にうるさいのだ。
娘の言う事は家族全員が従わざるを得ないほど。
うるさいが、言っている事が的を得ているのでどうしようもない。

下の息子が散々叱られていた。親よりも効果がある。
娘には一言も言い返しはしない。なぜあんなによく言う事を聞くのか?
不思議だ。
息子よ!! 親の言うこともチッとは聞け!!

Thursday, August 24, 2006

便利さの不便さ

Traffic Ticket(交通違反キップ)を支払いに行ってきた。
「Traffic Schoolに行くか?」と聞かれたので、「ハイ、勿論行きます」
「過去18ケ月の間にTraffic schoolに行ったことあるか?」「いいえ、ありま
せん。」では、と言うことでスクールに行く事になった次第。  ところが、
勿論一日を費やして学校に行く事が出来るが、家でもインターネットで出来
るということ。出来たら書類に全部記入し、もう一度持って行かねばならな
い。それは良いとしても、インターネットで出来るというのは至極便利だ。
しかし便利さは、頭が固くなったおじさん族には、ちっとハードなハードル。

さて、どうしたものか。大いに悩む。
一日中学校に行くのも疲れるし、時間がもったいない。とはいえ、果たして
コンピューターに向かって一体出来るものやら、考えただけで尻込みしてし
まう。非常に大きなチャレンジであります。

近頃こんな事は娘と相談する事にしている。
あの幼かった娘も、もう立派な社会人。ナカナカしっかりしていて、頭脳が
明晰です。判断力が正確。分を良くわきまえています。
親の私が言うのだから間違いない。

そうだ、娘に相談しよう。
娘も良い親を持ったものだ、と言いたいところだが、どうも反対らしい。
良い娘で親の私は幸せだ。

Wednesday, August 23, 2006

苦しみの味

阪神がまた負けた。去年の下柳投手の成績は15勝3敗だったのに、今年は
すでに9勝10敗で黒星が先行している。
投手コーチも岡田監督も口をそろえて、「本塁打を打たれたのは、ボールが
みんな高めに行っている、もっと低目を突かないと」。と言う。
そんな事は投手本人が一番良く分っているはずだ。分っているはずなのに、
それが出来ない。出来ないのに、こうしろと言われると一番苦しい。
彼らプロの選手は何千マン、何億と金を貰っている。それなりの成果を挙げ
ないと査定に響いてくる。厳しい世界だ、なのに出来ない時がある。
焦るだろうなぁ、こんなとき(人事の様に思っている)。

ボクだって今はもうプロの範囲内に入っている仕事をさせていただいている
説教の準備が出来ないで苦しむときがしょっちゅうある。
例え出来てもいつも物足りなさを感じる。これで良いのだろうかと苦しい。
野球だと成果がハッキリと出て来る。
しかし、我々の説教には成果が出ない。自分で「よく出来た」なんて思う
説教など碌なものがない。人が褒めてくれた説教も、その人には良かったか
もしれないが、他の人には受け容れられないものがある。

誰かがいみじくも言った、「プロは苦しむもの、素人は楽しむもの。」
名言かな?

Tuesday, August 22, 2006

スープに手を突っ込む

またまたレストランの話で申し訳ない。
よほど食い気の盛んな奴とお思いでしょうが、食い気は人間の欲望でもあり、
ごくごく自然のことでありますゆえ、お聞き下さい。

いやね、今日学生時代の友人と久しぶりに飯を食いに行ったのです。
「エビしかないでぇ、その店」と彼が言うとおり、エビスープとパン、エビ
とパスタ、エビとご飯、この3種類だけ。
で、彼もボクもエビスープとパンをオーダーした。
大きなかご一杯にパンが乗っていて、ラーメン用のどんぶりより一回り大き
な白い容器の中にエビの入ったスープを、でんと置いていった。
ビニールのよだれ掛けと大きな紙のナプキンが2枚、取り皿一つ、市販のお
手拭が添えてある。

スプーンも、フォークもお箸も何もない、手で食べろと言うのだろう。
あたりをキョロキョロ見渡しても同じものを食べている人達がいない。
仕方がないから、パンを千切ってスープに浸して食べる。
熱いスープに手を突っ込んでエビを取り出して、殻を剥いて食べる。
それを繰り返しているうちに、なるほど、このようにして食べるのが、本式
なのだという事が判ってきた。パン一杯にスープを沁み込ませて、食べる味
は何ともいえない美味しさだ。何処かで味わった事がある味だ? と暫く深い
追憶 に耽る。
もしかしたら、ニューオーリンズで食ったザリガニに似ている。
そういえばスープにはニンニクと強い香辛料が一杯入っている。
Cajunの味だ。 黒人の人たちもかなり来ていた。

手で食べるのはインドやバングラディッシュでだとばかり思っていた。

Monday, August 21, 2006

注文にはご注意

先日誕生日をお祝いするといって、3ケ月遅れのお祝いをしていただいた。
お寿司屋さんに連れて行ってくださった。
うち一人が、新作の握り寿司なるものをオーダーした。
色々な種類があって、5種類もの新作物の握りをオーダーした。
普通、ワン・オーダーだと、2巻出て来る。
その積りでオーダーした。
からかった積りで5人前出てくるぞッと言ったら、本当に5人前出てきた。
結局5人で行って9人前の寿司が出てきた訳だ。
誘ってくださった人に面目ないやら、恥ずかしいやらで、気の毒にオーダー
したは人は真っ赤な顔して食べていた。
お陰さまでボクもお手伝いにお相伴させて貰ったが、とても全部食べられる
ものではない。
誘ってくださった方は、始終黙っておられた。
ボクまで何だか、恥ずかしさもお相伴に預かった。

オーダーするときは注意深くメニューを見るものだとの教訓でありました。

でも一言、そうほんの一言、ウエイトレスさんが気を利かせてくれていたら、
と思ったが、人の性にしてはいけないんだろうか。
だって、相手はメニューのこと知っていたはずだし、プロってのはそういう
ことを言うのではないのか。

家に帰ってから気がついたことだが・・・。

Sunday, August 20, 2006

本道と間道

昨日は4時起きで砂漠に行ってきた。
というのは、10月に3枚目のCDをリリースするのに「この長い道」とい
うタイトルに決めた。そこで砂漠の中に続く道の写真を撮りに行こうとした
ものでありました。
ボクは以前この道を10年間通った思い出がある。
いや、ギャンブルのためではありません、神様の御用のためです。
懐かしい道でもあります。
途中から間道にそれて旧街道なるところに入っていきました。
今迄通ったことのない道で、果たしてどこに行くのかも知れず、何処か絵に
なるところを探しながら、どんどんと砂漠の中に入っていったのです。

途中、ここが良いか、いやあそこが良いといいながら、結構楽しく車の滅多に
通らない道をドライブしたのでした。

本道から外れた所には、思いがけないものが現れる。それがまた結構いける
のである。
メッセージを作成するときにも、本筋から外れたことの語りは結構人の興味が
集まるものだし、それが案外と本筋を理解するのに役立つときがある。
ある先生は、どんどんと脇道に外れなさい、と奨励しているくらいである。

何はともあれ、随分といい写真が撮れたと満足して帰って来た。
そのうちに皆様の目の前に現れてくるでしょう。
楽しみにご期待下さい。
写真だけでなく、中身も。

Friday, August 18, 2006

硬直した脳

習性というのか、癖というのか、いったんこの貧弱で許容力の少ない脳に
インプットされてしまうと、頑として修正できないように固定化されてしま
っている。

中学時代から楽譜を見ながら歌う癖がついている。
耳で覚えてという方法を取ってこなかった。だからあまりややこしい楽譜以
外なら、どんな曲でも初見が効く訓練がおかげさまで出来るようになった。
全く知らない曲でも楽譜を見れば大体は歌える、と最近まで思っていた。

今3枚目のCDの用意をしているのだが、貰った楽譜で歌えないのだ。
楽譜のない曲を貰って、音だけを貰ったのだが、どうにもテンポがついて
行けなく歌えないのだ。こんな筈じゃ、と思っても体も脳も頑として受け付
けない。「はあ~」、とため息ばかり出てきて練習にならない。

近頃の若い人達は、曲を聞いただけで、あのややこしいテンポとメロディー
をすぐに覚えてしまう。
もう感覚が全く違う世代なのだ。
老いさらばえた体と古びた脳(年代が古いというだけで、あまり使用していな
いので脳そのものは新品同様)にムチを打っている。

それでもチャレンジ精神だけはまだ僅かに残っているので、頑張っている。
毎日、毎日同じ歌を歌い続けているが、大丈夫かなぁ~。

Thursday, August 17, 2006

老犬spud

我が家の愛犬spudはおじいちゃんである。18年ボク達と一緒にいる。
ゴールデン・リトリーバーだから大型犬だ。
長生きの秘訣はまず、良く眠ること(寝る犬は育つ)?
必ずもう一匹仲間が常にいること。
何でも食べること(菜食)。この3点だろう。

まず彼は一日中寝ている。一番良く寝る動物はナマケモノの20時間だそう
だが、spud爺さんも負けてはいない。
もう一匹仲間がいると淋しくなく、互いにじゃれ合う事が出来、励みと愛情
が通う。例え同性同士でも心の通う仲間がいる事は生きる張り合いが出る。
それに彼は何でも食べる。家内がキッチンで野菜を刻み始めると、ノソッと
入ってくる。キャベツやレタスのへた、スイカは皮までバリバリ食べる。
大根の葉っぱ、ニンジン、ブロッコリー、カリフラワー、全部生で食べる。
匂いのきついのはさすがに顔をそむける、例えば、タマネギ、セロリーなど。
そのほかは大体食べる。

神様は、元来人間を菜食主義者として創造されたという記事がある。
「見よ。わたしは、全地の上にあって、種を持つすべての草と、種を持って
実を結ぶ全ての木をあなたがたに与えた。それがあなたがたの食物とな
る。」 (創世記1:29)
うちの老犬だけがしっかりとその御言葉を守っている。

草食主義は何も人間だけではない、動物達もそうであったと聖書に記されて
いる。

「また、地の全ての獣、空のすべての鳥、地を這うすべてのもので、命の
息のあるもののために、食物として、すべての緑の草を与える。すると、
そのようになった。」(創世記1:30)

また眠りについても聖書はこういっています。
「なまけ者よ。いつまで寝ているのか。いつ目をさまして起きるのか。
しばらく眠り、しばらくまどろみ、しばらく手をこまねいて、また休む。」
(箴言6:9,10)
「眠りを愛してはいけない。さもないと貧しくなる。目を開け。
そうすればパンに飽き足りる。」(箴20:13)
神は、「まどろむこともなく、眠ることもない。」(詩篇121:4)

野菜をうんと食べ、あまり寝過ぎず、人間本来の生活に戻る。
これが長生きの秘訣だ。
老犬に学ぶことが沢山ある。

Wednesday, August 16, 2006

日光浴

午後の一番陽射しの強い時に、庭に出て上半身を裸にして日光浴をしてみた。
20分ほど横になっていたが、ジリジリと焼き付くような熱が体一杯に広が
ってゆく。一寸大袈裟だが、背中の上で玉子焼きの出来るくらいの暑さだ。
そこに何ともいえない海からの風が吹いて来て熱を取って行ってくれる。
熱で暑いが、気持ちの良い風との調和が何とも心地よい。
知らぬ間にウトウトとうたた寝をした。

体が充分に火照った後の、冷蔵庫に冷やしておいた水の何とも美味いこと。
自然の恵みは家の庭でも充分に味わえる。

感謝、感謝。

Sunday, August 13, 2006

至福のおはぎ

いつ頃からかはっきり覚えていないが、何時の間にか甘党になっていた。
和菓子の方が好きで、特に餡が大好物。それもつぶ餡でなければならない。
もなか、ドラ焼き、オハギ類はもう堪らないほど好きだ。
日本からの物は特に美味しい。でもいつも手に入らないので、美味しい最中
やドラ焼きは誰かが日本から来るのを待たなければならない。
どうしても食べたいときには、ローカルのを買って食べるがどうも一味違う。

ところがである、見つけました!! 美味しいおはぎの売っているところ!!
それはもうとろける様な旨さ、毎日限定数しか作らない。アンコが黒光りし
ていて、ドロッと、贅沢なほど山盛りに餡がかかっているおはぎ。
こんな大きな美味しいおはぎがロサンゼルスで食べられるとは、幸せ一杯。
リトル東京に行く用事のある人にいつも頼んで買ってきていただく。
至福のひと時。美味しい日本茶を入れて、一日の仕事の終わりにいただく。
あー、幸せ~~!!

Saturday, August 12, 2006

時代に乗り遅れるな

久しぶりに近くの公園に散歩に行ってきた。いつもテープかCDを聞きな
がら歩く。しかし、カセットテープやCDを持って歩いている人はボク以外
誰もいない。誰もがMP3とかiPodなるものをもっている。
カセットテープは古いということは分っていたが、まさかCDも時代遅れに
なっているとは、ショックだった。

そういえば、今日Circuit Cityに行ってCDプレイヤーを買いに行ったら、
随分安くなっていたし、CDプレヤーにMP3機能がついてるのばかり売って
いた。店の様子も去年来た時とは随分と変わっていた。訳の分らない小物が
嫌に増えている。子供や大人のゲームがやたらと多かった。

娘がボクの持っているCDをボクのコンピューターを通してMP3に入れてく
れた。こんなことまでできるのかと、ホトホト感心した。
ボクが使っているコンピューターだって、一体全ての機能の何パーセントを
使っているのだろうか。ほんの一部しか使っていないのだ。
勿体ない話ではある。
ボクの頭脳だって果たして何パーセント使っていることだろうか、考えさせ
られた。
どうか退化せずに故障もせずに、何とか最後まで細々と使って行きたいと願
うばかりだ。
この頭脳大切に使おう。新品同様じゃ、どうしようもないから。

Friday, August 11, 2006

冒険の後遺症

昨夜の冒険青年と近所まで買い物に行ったとき、車に乗ろうとして、
「アチチチ」と顔をしかめた。
「どうしたの」と聞くと、尻が痛いという。
そりゃそうだろう、夕べは少なくとも5時間も自転車を漕いでいたのだ。
自転車のサドルを見てみると、いまどきのは随分と細い。あの細いサドルで
長時間乗っていると、尻がどうにかなるのは当たり前。真っ赤に腫れて、皮
が剥けているのではないか。思わず笑ってしまったが、本人はどうも真剣に
苦痛らしい。
まあ、2,3日も放っておけば自然に治るだろう。

夕方、自転車に乗って何処かに行ってしまったから、多分大丈夫だ。
それとも、顔をしかめながら、自転車こいでいるだろうか。
想像しながら思わず笑ってしまう。

夜中の冒険

昨夜、夜中の1時近くになって青年が一人我が家に辿り着いた。
サンタモニカに住んでいる青年が、暫く我が家に逗留する事になったのだ。
自転車を持ってくるということで、彼なんと彼の家から我が家まで自転車
でやってきたのだ。
普通、車だと1時間はかかる距離。しかも夜のことだしちょっと心配した
が、彼の意思は固く夜に漕ぎ出した。

7時20分頃出たらしい。夜中の12時になっても、12時半になっても、
一向に到着する様子がない。携帯電話も持っていない。
両親と、とうとう電話連絡をするまでになった。
彼の両親は、こちらに来るという。
「大丈夫だよ、明日の朝までには着くだろう」なんて人のことだから、
無責任な事をボクは言ってしまう。

でもちょっと心配になって1時近くに車で様子を見に迎えにでた。
ほんの2分くらい走ったら、小さな自転車のヘッドライトが見えたので、
もしや?と思ったら、彼だった。

親に電話をいれたら、もう半分近くも着ていたが引き返してもらった。
ちょっとした冒険。でも彼には自信?
まぁ、男の子だからこれくらいの事はやらなくっちゃ。
(背後には親の真剣な祈りがあった事と思う)

Tuesday, August 08, 2006

年相応

朝早くに空港に人を送りに行く。
フリーウェイの入り口が2車線のところ1車線になっていて混雑している。
朝早くからバンクの草取りごみ取りをしているのだ。
そのために1車線を閉鎖している。なぜだ、朝のラッシュ時に。
もっと車の少ない時間に出来るじゃないかと、ちょっとイラついた。

大体ボクの性格にどうも性急さがあるようだ。
これだけの年になったのだから、もっと鷹揚さがあってもよさそうなもの
なのに。
年に相応しくなるのは難しいことだ。

Friday, August 04, 2006

携帯カメラの効用

前庭の水道蛇口がバカになっていて水が止まらない。
もう何日か前から判っていたことなのだが、忙しさと、いつもの面倒臭さ癖
で、放っておいた。
とうとうどうしようもない朝がやってきた。水を止める事ができず、垂れ流
したままボクは急いで空港まで人を送っていかねばならないので出掛けた。
帰ってくると工具が散乱、娘が一生懸命直しているではないか。
彼女に出来る訳がないのだ。我が家の家系は、大工仕事、電気機械関係全
てに駄目なのは、歴史も証明している。
ところが水道蛇口を直すなどと言う高級作業を娘がやっているのは、一体
どうしたと言うことなのか。

実は彼女のボーイフレンドが非常に器用な人で、我が家の大工仕事を随分
引き受けてくれた。ケータイ電話と携帯カメラで、その彼(仕事場)と遠隔
操作で復旧作業をやっている。なるほど、考えたものだ。
お陰で2時間の断水だけで済み、大助かり。

可哀想に娘は仕事を半日休んでしまった。
娘よ、ありがとう、お前は頼りになる。

Tuesday, August 01, 2006

機内持ち込み

近頃、機内持ち込みの荷物だんだんと大きくなってきたとは思いませんか。
スーツケースよりは少し小さ目だけど、ハンドルがついていて、ゴロゴロ
転がして行くあのカバン結構大きいですよ。
国内線は特にひどい。とにかく飛行機が空港に着いたら一刻も早く外に出
ようと、皆さん荷物を全部機内に持ち込む。

一度、ちょっと遅れ気味に機内に入って、サテ自分の小さなバックパック
を収納しようと上の戸棚を開けたら、すでに荷物が一杯。あのゴロゴロ転
がすカバンが二つも入っていて自分の席の所なのに、小さなバックパック
が収納できない。
腹立ちません?
で、ギロリッと周囲を見渡したら、目が合っちゃった、その犯人と。
何と反対側の通路の2席ほど後ろの気の弱そうな白人のオッサンだった。
腹立ったけど、今更なにも文句も言えず、そのまま見逃してあげたけど、
空港に着くまで腹の虫が収まらなかった。

ボクは機内持ち込みは最小限にしている。イザと言うときには座席の下に
置けるように。
皆さんもその様にしてよ、頼むよ。
そしたらイライラせずに快適に空の旅が楽しめる。
荷物が出てくるのを待つのって、そんなに時間の掛かる程のことでもない
のだから。