Tuesday, December 30, 2008

いずれにしても暴力では

年の瀬も迫りあとついに2008年も一日を余すところとなった。
イスラエル軍のガザ攻撃に日本でも非人道的な空爆を即刻中止せよとデモが
繰り出されているとか。日本の今日のニュースでもガザ地区で340人もの
死傷者が出た事を報道されていた。悲しいニュースだ。
6ヶ月の停戦合意が終わり、ハマス側は停戦延長に応じなかったことが報道
されていることは何故か余り知られていない。
停戦終了直後からガザ地区から一日約80発のロケット弾や迫撃砲が
イスラエル内に打ち込まれている事は報道されていない。
イスラエル側では罪のない多くの人々が毎日怯え、心に傷を負い、不安を
抱えた人達が大勢いることも報道されていない。
そんな事を知らされていない人達が、ただ闇雲にデモをするのは、気持ちは
判るとしても片手落ちではないかと思われる。
メディアはもっと公平な報道をしなければ、善良なる市民は報道されたもの
だけを元に決断し行動する。
真偽をよく確かめないと、振り上げたコブシの持って行きようがなくなる。
あとでバツが悪くなるのはどうにも格好が悪い。
少なくともイスラエル軍はすぐには報復攻撃しなかったはずだ。
停戦合意が切れたのは12月16日だったから。

個人的には一方的な発言だけを聞いて、あいつは悪い奴だと決め付ける事は
よくあることだが、国際的な問題に関してはどうだろう。
日本のメディアよ、もっと問題の核心に触れて行くべきではないか。
もっとよく勉強して欲しい、こと、中東問題に関しては上っ面な事だけで
判断できない複雑な問題が背後にある歴史的事実を良く見極めるべきだ。

「その時、イエスは彼に言われた。『剣をもとに納めなさい。
剣を取る者はみな剣で滅びます。』」聖書

いずれにしても暴力では何事も問題は解決できないのだ。

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