Thursday, May 04, 2006

覗いてほしくない

家内にこっぴどく叱られた。
「うちはいつ、誰が来るか判らないのだから、部屋のドアはいつも閉めてお
いてと言ったでしょ!」
うちの家内はこんなにボクに声を荒立ててヒステリックになる事は、だーれ
も知らないのだ。皆さん、家内は大人しく、従順だと誤解しているらしい。

日本から暫くぶりに来られた方がいきなりづかづかと自分が以前泊まってい
た部屋をご主人に見せたのだ。
そこはベッドメーキングも何もしてなくて、洗濯物が山となって置いてある
わ、洗濯物が干してあるわ(家内の下着)、そこから首をひょいと廻せば、
ボクたちの寝室が丸見え。そう、寝室のドアも開いていたのである。
イヤ~、これはボクも恥ずかしい。実に見事に散らかっているのである。

一言、私が以前泊まっていた部屋を主人に見せてもいいですか、と声をかけ
てくだされば、家内も急いで寝室のドアを閉めに行ったことだろうに。
ホンの一言がなかったために、ボクがえらく叱られる羽目になった。

うちは比較的自由にしてある。教会員の方は皆さんよく家事や後片付けを手
伝ってくれて、食べ物の残り物は冷蔵庫にしまってくれる、食器類、調味料、
なべ、釜など戸棚や引き出しに手際よく収納してくれる。
でも部屋までのぞきに来る人はいないのでいつも安心していた。子供は別で
興味津々であるが。

昔ある友人が、ぼやいていたことを思い出した。
「あいつは人の心の中にまで泥足で踏み込んでくる、実に怪しからん!!」と
それはそれはえらい剣幕であった。
部屋の中ならまだしも、心の中の事はよほど気をつけなければならないと自
戒した良い機会であった。

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