家事歴33年の専業主婦
「聞くは一時の恥じ、聞かぬは末代の恥」、と言われている。
うちの奥さん、このことわざ全く知らないらしい。
彼女はとにかく聞きまくる。
彼女の専門は「家事」だ。 すでに33年やっているいわばその道のプロだ。
ところがその「家事」というのがどうも苦手らしい。
とりわけ料理に関しては、自慢しても良いほど苦手らしい。 それでも結婚してレパートリーが随分と増えた。
日本から料理に少しセンスがある青年が寄宿している。
彼だって見よう見真似で別にプロでもなんでもないが、センスはあるらしく味付けも良い。 家内とは30も年が離れている。
家事歴33年の専業主婦が、20代の青年(学生)に味付けの事や、料理をどのようにしたら良いか、しょっちゅう聞いている。
ちっとも恥ずかしいとも何とも思っていないから返って可愛い。 堂々とさえしている。
ここまで徹底して聞けると言うのは、尊敬に値する。
かく言うボクも、時々味付けの仕上げを頼まれる。
家内はそれを喜んでいる。
見上げた人だ。
安藤秀世(サウスベイジャパニーズクリスチャンフェローシップ教会牧師)
過去の「牧師の独り言」を読む
サウスベイジャパニーズクリスチャンフェローシップ教会のWebサイトに戻る。
0 Comments:
Post a Comment
<< Home