本当の充足感
考えてみれば私には幾つかの顔がある。夫であり、父親、プロテスタント・キリスト教会の牧師、一応ゴスペル・シンガーでもある、その上家内の体が弱い為買い物には運転手として、時には一人でマーケットに買出しに行く、大根、セロリー、コンニャクから豆腐、肉や魚といっぱしの主婦並だ。掃除や洗濯もごくたまにする。毎年日本に2回、3週間づつ教会を巡りながら布教(伝道)活動を続けている。こんなに動き出したのは61才からだ。
何故こんなに動けるのか自分でも不思議に思ってよくよく考えてみた。
別に特別な能力がある訳ではないし、経験があるわけではなし、訓練されたわけでもない。でも、これには理由がある。
一つは健康な体が与えられていること、もう一つは将来に対してビジョンを持ったこと。そしてそのビジョンを通して少しでも人のお役に立ちたいと思ったことだと思う。
自分がやりたいと言う自己満足だけでは、長続きしないし本当の充足感はないように思える。
人のお役に立てる事ほど充実感の与えられるものはない。ほんの小さな事でも、何か人の役に立つ事を実行してみるのはどうだろう。自分の事も出来ないのにと思われるかも知れないが、案外出来るものだ。この事をあるところで喋ったら、あなたは傲慢だと言われた。
参ったなぁー。そう言われたら身も蓋もない。
安藤秀世(サウスベイジャパニーズクリスチャンフェローシップ教会牧師)
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