Thursday, March 10, 2005

牧師という仕事

牧師という仕事柄か、よく相談にこられる。私には何の力も無いが、話はよく聞いて差し上げる事にしている。先日も一人の婦人(Aさん)がこられた。とても深刻な表情で、一体何があったのかと、チョット不安になった。

お話なさったのは、全くAさんとは関係の無い、彼女のお友達の、その又知り合いの方の事でした。ですからAさんも当人を知らないのです。そこで最後まで話を聞き、祈って欲しいと言う事で、共に祈りました。

多分Aさんも友人に祈って欲しいと頼まれたのに違いないのです。

彼女が帰ったあと、ふと思ったのですが、もしかしたら私は試されたのではないだろうか。

私が全く見も知らない人のために、どれほど真摯な態度で真剣に相談を受け祈るか、私を見ておられたような気がした。私の態度いかんで、Aさん自身の深い悩みを打ち明けるかどうかを決めるテストのような物ではなかったか。

気の回しすぎかもしれないが、その時教えられた事は、どんな相談にも、全く知らない人だからといって好い加減な態度は取れないということだ。心しておかねばならない教訓であった。

安藤秀世(サウスベイジャパニーズクリスチャンフェローシップ教会牧師)

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