愛用の聖書
この3週間の間に2人の方が天国に迎え入れられました。2人の間での聖書にまつわる話。
お一人の方は2002年の12月に病床洗礼を受けられた。でも聖書は随分昔から読んでおられたらしく、古い愛用の聖書を持っておられた。その聖書を娘さんに残していかれた。娘さんに是非読んで欲しいと母の切なる思い。
もう一人の方は随分以前に息子さんと一緒に洗礼を受けられた。そして息子さんは彼女の愛用の聖書を棺の中に一緒に入れられた。最後までお母さんに持って行って欲しいとの子の思い。逝く者、残される者、お互いの心がそこに現わされている。なんとも言えない母と子の愛情の妙味のようなものを見せていただいた。
人は何を残して行くかがとても大切なように思える。
有形無形のものがあるだろうが、やはり心の中にいつまでも残るものが素晴らしいように思える。母と子の、二人にしか分からないほのぼのとした気持の交錯が人生の最後にこんな形で出てくる。
安藤秀世(サウスベイジャパニーズクリスチャンフェローシップ教会牧師)
過去の「牧師の独り言」を読む
サウスベイジャパニーズクリスチャンフェローシップ教会のWebサイトに戻る。
0 Comments:
Post a Comment
<< Home