Thursday, March 03, 2005

5つの「J」 

ビジネスと聖書(2) 5つの「J」  

ビジネスを進めて行く上で、5つの大切な「J」について考えてみたい。これは英語の「J」ではなくてローマ字の「J」である。Jiseki(自責)、Junjo(順序)、Jikan(時間)、Jijitsu(事実)、Jujitsu(充実)、以上の5つの「J」である。単なる言葉遊びのようであるが、ある面ではJyuyou(重要)な事と思う。

どんな仕事にも第一に大切な事は、自分に責任を持つと言う事、すなわち「自責」である。自責を持つとは、自分のやる仕事に責任を覚えて立ち向かうと言うべきものである。自分に自信がないので、上手く行かなくなると他人のせいにしたり、環境や時流のせいにし、責任を自分に負わせないで責任転嫁する人が多いのではないか。「自分がやらなくて誰がする。今やらなくてはいつやれる!」ぐらいの気概がなくて良い仕事が出来ない。

第二「順序」である。日々新しい仕事がどんどん入ってくる。まだ終えてないのに、更に新しい仕事が来る。その時に大切な事は、優先順位をどうつけるかが大事な事である。「最重要はこれ」「これは最後で良い」と先ず自分の中で「順序」をつけなくてはならない。これが手際よくビジネスを進める上で大切な事である。

第三に「時間」である。順序を決めたら一つ一つの仕事に必要な時間を割り振ってゆく。その次に時間は絶対厳守する。決めた時間を妥協して時間をいい加減に変えたりしていると、あっという間に仕事が山のように残ってしまう。時間は「ある、ない」と言うものではなく、自分で創り出してゆくものである。「時間がない」と叫んでいる人の多くは、無駄な動きが多いのと、時間を厳守しないのではないか。私の知るビジネスマンで超多忙にもかかわらず、日本の自分の仕事をしっかりとこなした上、海外出張を立派に果たしている人がいる。

第四に「事実」が次に来る。理想論や机上の空論ではビジネスは三日も持たない。実践、実績、実行が問われるのであって、「議して決せず、決して行わず!」の生温い状態では話にもならない。結果は?結実は!数値は?とイエス様も同じ様に問われた(マタイ21:19)

最後に「充実」。いくら多く働いて結果を出しても雑なものではどうしようもない。
一つの指示で三にも五にも仕上がりを出す。このようなビジネスが出来る人は、自分の責任(自責)が強くなり、さらに(順序)良く、さらに(時間)を創り出し、良き(事実)を得る。
仕事のみならず、人生すべてに(充実)がもたらされるのではないか。

この5つの「J」こそ、仕事人ビジネスマンの重要なポイントである。

中野雄一郎記
JTJ宣教神学校国際学長、マウントオリーブ・ミニストリーズ巡回伝道者


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