Monday, April 02, 2007

誰のために福音を語る

先回の続きになりますが、教会にスピーカーをお招きする場合、先ずこちら
の意図があってお招きします。スピーカーはお招きする側の意図を尊重して
それを承諾の上、招きに応じるわけです。それ位の打ち合わせは事前にする
べきです。子供じゃあるまいし、行き当たりばったりだとすれば、文句は言
わないことです。事前の打ち合わせを遥かに越えた非常識なものがあれば、
その旨はっきりと申し上げるべきだ。特にお体に差し障りのある場合には。
後で文句を他の人に言うなど、もっての外だと言わざるを得ない。伝道者に
あるまじき言動だ。

アメリカ或いは外国にある日本人教会では、祖国日本の福音化のために日夜
祈っている。日本では無牧の教会が増えていると悲しいニュースを聞く。
悲しい悲惨な事件が日常茶飯事のように起こっている。
人々の心は荒れすさんでいる。心が傷つき、病んでいる人達の何と多いこと
だろうか。
それなのに、「あんな教会もう行くものか」とどうしてそんなことが言える
のだろうか。
お招きした教会より、お偉い先生方の良識の方を疑いたくなる。
確かに、お迎えする教会の態度も気に食わないこともあるだろうが、一体、
伝道者たる者は「誰のために」やっているのかと、問いたい。

日本の有名なテレビ伝道者も一度、迎える側の態度のことをいっておられた
ことを思い出したが、そんなことを公の場で口にすべきことではないこと位、
お分かりにならないことが情けない。
どんな人もお偉くなると、知らず知らずのうちに初心から少しずれて来るの
ではないだろうか。

柔和、謙遜、「させていただいている」と言う態度、をいつまでも忘れたく
ないものだ。

『まことに、あなたがたに告げます。あなたがたが、これらのわたしの
兄弟たち、しかも最も小さい者たちのひとりにしたのは、
わたしにしたのです。』 マタイ25:40

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