Thursday, November 30, 2006

金が物言う

連日賑わしているニュースの一つに日本野球選手のメジャーへの流出、それ
に伴う巨額の金、金、金。
球団から球団に支払われるポスティング制度金(本人の懐には一銭も入って
こない)、その後の本人と球団の契約金、そこに介入するエージェントの駆け
引き。野球ビジネスは巨大な市場だ。

何年か前に今年引退を表明した阪神タイガースの新庄選手がいた。
彼はメジャーへの“夢”をもって、メッツに入った。彼の契約金は新人並み
の最低額だった。しかし彼は自分の夢を追求して、その夢を叶えた。
ボクは感動した。拍手喝さいした。
野球をやらない少年達にも良い影響を与えたと信じている。

何人もの選手が大リーグに我も我もとやってくる。夢には違いないが、そこ
にはビジネスが介入してくる。
そして大金を積んで鳴り物入りで入団した選手が何時の間にか日本にひっ
そりと帰って 来る。大概その選手は以前日本にいた時ほど活躍していない
で萎んでいる。
少年達の夢をついばんでいる様に見えて仕方ない。
結局は「金」なんだ、のイメージが見えるのが悲しい。

スポーツは憧れを持って見るものだ。自分もああなりたい!! と言う強い衝撃
と願望とを与えるものであるべきだと信じている。
勇気と夢と希望を与えてくれるのが、スポーツ選手だ。
断じて商品なんかではない。

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