Saturday, July 22, 2006

愛国心

アーサー・ホーランドという日本語ベラベラ、しかも関西弁を喋る牧師が
いる。およそ牧師とは程遠い格好をした、バイク気違いのアンちゃんという
いでたち。
彼の名刺を貰った。ハーレーに格好よく乗った写真が載っている。
そこには[You are loved]と書かれている。君は愛されている。
誰に? 親や恋人ではない、神にだ。

愛される事によって愛という事をまず知る。愛されなければ愛がわからない。
自分をまず愛さなければ人を愛せない。
愛の対象は何も人だけではない、家族、学校、社会、職場、そして自分の国
を愛する。

ボクはアメリカに来て始めて日本人としての愛国心を持った。
アメリカに来て愛国心に目覚めた。
日本では愛国心という言葉に随分と神経質になっているようだ。
国家、国旗、何も戦争を連想するものでもなく、極端な思想に走ると言ったも
のでもない。
確かに忌まわしい戦争を体験したが、愛国心を持つのに何の不都合がある
のだろうか。
ただ単に自分の生まれ育った国を愛するのに、何を理屈つけなければなら
ないのかを疑問に思っている。

自分の国を愛せない者は他の国を愛せないし、他国、他国人に対して尊敬
の念を持つことも出来ないのではないか。

そんな事を考えながら、アーサー・ホーランドの講演を聞いていた。

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