Thursday, January 26, 2006

イヤーな気分

日本で最近、幼児教育ビジネスたるものが流行しだしている。
つい最近までシルバー産業が囁かれていた。
揺り籠から墓場まで、なんでもビジネスにする逞しさに、頭が下がる。
生まれるにしても死ぬにしても、
誰かの世話にならなければならないのだから、
仕方ないにしても、何も大っぴらにビジネス、
ビジネスと騒ぎ立てることでもないだろう。
なんだか弱いものが利用されているようで、
イヤーな気分になる。

1歳くらいの幼児を集めて、マッサージを施したり、
ゴロンと回転させたり、平行棒の上を歩かせることをしたり。
こんなのになぜ金を払わなきゃならんのだ、
とオジさんはテレビを見ながら盛んに腹を立てる。

父親が子供を畳の上でゴロゴロ転がしてやったり、
兄弟や近所の子供と喧嘩をやらせたり、
塀の上を駆け回らせたり、木を登らせたり、
休みには公園や広場に連れ行って、
思いっきり走らせばすむことじゃないか。

幼稚園で専門家を雇って平行棒を歩かせたり、
床の上をくるりと一回転させるなんて、
あわよくば将来のオリンピック選手を目論む親のエゴか、
見栄にしか思えない。

と思いながら、これを教会で取り入れたら、
若いお母さんたちが来るかも知れないなんて、
やはり考えてしまうんだねぇ〜、職業柄・・・。

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