天国に 家がなければ
お正月明けの葬儀、故人はあと一ト月で99歳、死ぬ間際までかくしゃくとしておられたとか。
奥様には、「先に行って待っているから、お前も早く来い。」が最後の言葉。
まさに�凱旋�と言う言葉がピッタリだ。
“往生”という言葉に慣れ親しんで来た我々には、最初のうち”凱旋”という言葉にはちょっと、抵抗感というか、恐れ多い感じがしたものだが、
この世で一国の権力者であろうが、政財界の指導者であろうが、
いわゆる成功したといわれる人であろうが、破産宣告を受けた者であろうが、
貧乏のどん底生活をした者であろうが、ホームレスであろうが、
どんな者であろうとも関係なく天の御国に入る時には、まるで凱旋将軍のように迎え入れられるのだ。
そのように迎えてくださるお方がおられるということは何と幸いなことでしょうか。
死は最後ではないのだ。
主を信じる者は死んだ瞬間、間髪を入れずオートマティックドアーが開いて、パラダイスに入れられる。その事は神によってギャランティーされている。
「先に行ってるからお前も早く来い」といわれたご主人は、イエス・キリストと顔と顔を合わせることの出来るところが本当に素晴らしいところだから、奥様にもっと素晴らしいところに来てほしいのだ。
残された奥様もニコニコしておられた。
天国に 家がなければ ホームレス
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