Wednesday, December 07, 2005

とんびに油揚げ

朝市の店を冷やかしながら歩いている時、突然 バサッ!! という音がすぐ近くで聞こえた。 と同時に キャッ!! とオバちゃんの可愛い声(たぶん、ギャー だったかも)。

またまた、すわっ、何事と思ったら、くだんのオバちゃん半べそかきながら上を指差す。

食べようと思って手に一杯サンプルの品を持っているのを、な、な、なんと鳶(とび、又はトンビ)がさらって行ったのだ。*「とんびに油揚げさらわれる」とはまさにこのこと。

いきなりの事でビックリしただろうな。

初めての経験に違いない、こんなことって。

ところがタクシーの運転手や地元の人は平気な顔していた。

上を見上げたら、屋根に何羽かのトンビが止まって、鋭い目つきで獲物を狙っていた。(都会だと普通はカラスなのに。)

* 当然自分の物になると思っていたものを、思いがけず横合いから奪われて、呆然とするさま(広辞苑)

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