借金
借りたモノは全部返したかなぁ、とフト考えることがある。
金を借りて返さなかった事ってまだあったかな? 返しつつあるのはあるが、思い出して返して行かないと、借金したままこの世を去るのは何か心残りで気になる。
どういう訳か返して貰ってないのは良く思い出す。 人間って勝手なものだ。大体がそんな具合じゃないだろうか。被害にあった方はいつまでも覚えているが、加害者と言うのはすぐ忘れてしまうらしい。
人に傷つけられた者は何年経っても覚えており、やり場がないので病気になってしまったり、グレてしまって非行に走ったりする。これ等は気持ちの借りのようなものだ。
あの人にこれだけの事をしてやったのに、お礼の一つもないといった恩の貸し借りのようなものはないか。そういえば学生時代にいっぱい助けていただいた方に助けの借りがあるのを思い出す。
クリスマス・カードやお正月のご挨拶だって何年もしていない。何か借りっ放しのような気がする。
生きている限り貸し借りはついて廻るらしいが、平均してほぼ同じぐらいにしておいた方が、人間関係が円滑にゆくらしい。
でも借金したら必ず返すようにしよう、少しづつでも・・・、誠意の問題だから。
安藤秀世(サウスベイジャパニーズクリスチャンフェローシップ教会牧師)
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