Monday, September 25, 2006

畑の真ん中で

2日遅れだが、土曜日の結婚式の事がまだ脳裏に鮮明に残っている。

25エーカーもある畑の真ん中にBarn(納屋)があって、人口の池、などがあ
る。その池の前に130席ほどの椅子を並べ、様々な衣装を着たゲスト達が
式を待ち構える。
アメリカ人男性の浴衣姿、どこで仕入れてきたのか、これまたアメリカ人の
虚無僧姿、オーケストラの指揮者のようなフォーマルの燕尾服、日本人女性
たちの着物、子どもまで着物を着ている。
バイオリンとギターの演奏・・・。
それぞれ思い思いのスタイルがいかにもアメリカらしい。自由でよい。
中にはビールを飲みながら、参列していた男性も一人いた。

花で作った円形アーチの後ろに二人の牧師が、アーチの下に花嫁花婿が立ち
その両側にメード・オブ・オナーの女性たち、ベストマン達やアッシャーが。
午後3時半、太陽がまぶしく照り付けるが、誰一人動かない。
Barnのオーナーが挨拶、牧師の祈りから始まり、広々とした畑の中が聖な
るところと変えられてゆく。

ボクは聖餐式を受け持った。結婚式で聖餐式は初めての経験だが、夫婦と
宣言された二人が共に始めて食する食事と固い信仰の絆を聖なる神の前で
表す聖餐式。
深い意味を味わうことの出来た感動の式であった。

ボクは自前のローブを始めて、しかも炎天下の元で着たものだから、汗が
びっしょりで眩暈がするほどであった。
無事大役を果たせてホッとしている。

その後、延々とレセプションが続いたようだが、日曜の用意のため早々と
失礼した。
お陰で記念写真に牧師が一人抜けた形になったらしい。
こんなへまなオチのあった結婚式でもあった。

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