Saturday, September 16, 2006

楽しきガレージセール

家でガレージセールをやった。
これは恒例の教会行事でもある。子供達の修養会などに出来るだけ費用が
掛からないようにとファンドレージングを年に何度かする。

教会の人たちが色々なものを持って来て下さる。
古いものや、まだ新しいものまで。電気製品から服に至るまで、丁度家の
整理になっても良いのだろう、実の多くのものが集まる。

教会では、「では何日にしましょう」と決めるだけで誰がナニ係りなんて
決めない。いや、正確には決めるのを忘れるのです。詰めが甘いと言うか
ぎりぎりになって、「つり銭誰が用意するの?」「準備に誰が来てくれる?」
「最後の後片付けには誰が残ってくれるの?」と前日になって慌てる。
蓋を開けるまで何が起こるか全く解らない。でも確実に蓋は開けられる。

ところがいざその日の朝になると、全てが順調に行くから不思議だ。
食べ物まで持って来て下さる。
値段ツケの上手な人が何人かいて、その人達が適当に値段をつける。
台湾人の中年婦人の方がスーツケースを買いたいとボクに言ってきた。
適当に、いや、でまかせに、「10ドルです」「ふ~ん、6ドル!!」「いやこれ
はまだ3回しか使ってないから10ドルです」。
3回使ったなんてどうして知っているかと言うと、全然知らないのです。
ただ小さなリボンが3ツ付いていたから、3回旅行したのだなと判断した
だけ。「まだ新しいよ、10ドルからまからないよ」
「ちょっと便所貸してくれないか」(エッ?)と内心思ったが、どうぞと
言って家に招じ入れた。
すぐ出てきてまた続きをやる。「では8ドルではどうか」とボク。
「いや、6ドル!!」といって6ドル置いて行った。

いや~、ボクだったら便所まで借りたのだから、10ドルは置いてゆくけど
な~と・・・、これも文化の違いか。で、致し方なく6ドルで手を打った。

ある国に行ったら、便所のところに人が立っていて、手拭を渡してくれる
仕組みになっていて、その人にチップを渡す。
人の家の便所まで使って(しかも只で)、値切って行った豪傑婦人に頭が
下がる。
台湾にも「ナントカ パワー」があるのだ。

0 Comments:

Post a Comment

<< Home