Friday, June 09, 2006

本質を見る習性を身につける

ボクはどちらかと言えば古いタイプの人間らしい。
斬新的なものにはナカナカ付いて行けない所がある。
ボクの好きな音楽にしてもそうだ。下の息子がラップ・ミュージックをやっ
ていたとき、あんなものは音楽じゃないと、よく馬鹿にしていた。
ところがボクの考えが変わったのは、そのラップが教会で使われた時から
だった。
なぜ変わったかというと、ゴスペルラップをやっている若者の印象がとても
爽やかで、根がすごく真面目で真剣に生きている様子だったのが、ラップを
素直に受け容れるきっかけになった。

ラップをやりながら伝えているものは、スーツにタイ姿で、聖書を片手に
話している牧師と全く変わらないのだ。
何が違うのか。スタイルが違うだけのことなのだ。本質は全く変わらない。
ただ多くの伝統ある教会やその背景を持った人間にはそのスタイルが受け容
れられないでいる。
我々大人はその本質を見失うと、時代についてゆけないし、工夫する事に努
力しなくなる。これが物事の硬直化と形骸化に陥ってゆく。

外見も大切かもしれないが、中身はもっと大切だ。
神は人の心を見られる。

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