Wednesday, June 07, 2006

栄枯盛衰は世の習い?

時代の寵児と言われた人も、まるでにわか雨の様に、消えてしまう今の時代
を目の当たりに見せられ、何だかやるせない気持ちになる。
自分の思い通りになると、落とし穴にも気がつかなくなるのだろう。
そこには「慢心」と言う恐ろしいものが常に潜んでいる。
人ごとではない、ボク自身の周りにも厳然として存在しているのだ。

アメージング・グレース(驚くばかりの)と言う歌の中に、
「危険をも、罠をも、避け得たるは、恵みのみわざと言うほかなし」という
のがある。
どれほどボク達は守られているか、神の恵みがどれほど大きいか、計り知れ
ない、自分からその枠を飛び出さない限りは。

うまく行けば全て自分の功績、失敗すれば人の性にしてゆくようなこころを
ボクだって何処かに持っている。口に出さないだけで、自己弁護と自己正当
化は常にフッとごく自然に出てくる。
高慢にならず、自制心を持ちながら、謙遜に生きて行きたいと言う願いが、
どこまで実践して行けるのか自信がない。

「高ぶりはただ争いを生じる、勧告をきく者は知恵がある。
急いで得た富は減る、少しずつ蓄える者はそれを増すことができる。」

最近日本でも話題になった時代の寵児といわれる人たちの失敗も、まだまだ
彼らは若いのだから、この失敗は将来きっと役に立つ・・・と信じているし、
役立たせて欲しいと願う。
そして人の益になる仕事をして欲しい。

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