Thursday, April 19, 2007

「空の空」

今、「伝道の書」と言う聖書の箇所を学んでいる。
この箇所ので出しはなんとも虚無的な言葉で始まる。
「空の空、空の空、いっさいは空である。」
「空」は「そら」ではありません、「くう」、英語の聖書には[Vanity]。
この太陽の下には何も新しいものは無いと言う。
全てがすでにあったものの繰り返し、巡り巡ってまたもとのところに還る。
Lost generationの代表作家ヘミングウェイも小説『日はまた昇る』をここ
からテーマをとっている。
こんな虚無的な人生どこに意味があるのか。
人生なんて結局、流転しているだけだ、と思える節も無いではない。

虚無に服した世界の現実から、作者の意図がどこにあるのかを見るには、
「あとがき」を読めば、この書の書かれた動機や事情が打ち明けられていた
り、読み方のヒントがあったり、その書の目的、言わんとする所がズバリ
一言でまとめられていたりする。
結論から言うと、作者は「神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間に
とって全てである。本分である」と言っている。
この作者自身が虚無的な現実の世界を描きながら、まことの神(羊飼い)が
与えてくださっている福音の世界に還ることを悟ったのである。
彼自身、迷える子羊として遍歴の果てに、この神に導かれ、神の言葉に癒さ
れ、培われていった姿が見られるのです。

今日のブログえらい難しいことになってしまった。
たまには善しとしよう。
ちょっと今朝、思い付くまま書いてみただけ。
(こんな難しいことを毎日考えている訳ではありませんから。)

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