ゆで卵
あるホテルでの朝食のこと、コンティネンタル朝食にゆで卵があった。
ある集まりで14人ほどの仲間が前夜から泊り込み、朝食に顔を合わせた時の事、くだんのゆで卵の話になって、「親切なホテルだね、殻が剥いてあるよこの卵」「でも、誰がどうやってむいたんだろうね、
これ」「素手でやったのかな、手袋したのだろうか」「バイ菌がついているかも」「でも少しくらいバイ菌がついてた方がいいんじゃない? 抵抗力がつくさ」と言う話になった。
皆さん、無菌状態は返って人を弱くし、死に至らしめるきっかけになりやすい。
しかし、病気によって無菌状態にしなければならない時がある。
少しでも菌が入ると死に至る。
去年の春に、ある方の息子さんが病院側の落ち度で無菌状態の部屋にいながら亡くなった話を聞いた事を思い出した。
タマゴを食べながら胸が痛んだ。
その息子のお父さんの悔しさと痛みがびんびんと伝わってきた。
いくら病院や医者を責めても息子は返ってこない。
その彼が唯一神、全知全能の神を信じた。
きっと息子さんの事が解決できたに違いない。
病院や医者を赦したに違いないとボクは信じる。
そして彼は平安を得たはずである。
安藤秀世(サウスベイジャパニーズクリスチャンフェローシップ教会牧師)
過去の「牧師の独り言」を読む
サウスベイジャパニーズクリスチャンフェローシップ教会のWebサイトに戻る。
0 Comments:
Post a Comment
<< Home