Wednesday, January 05, 2005

こんな初夢、最高  安藤秀世

先日古くからの友人が尋ねて来てくれた。

彼は日本とアメリカの大学では理工学部出身であり,今はアメリカの大会社で研究員・科学者として働いている。その彼が見た夢の話をしてくれた。彼とボク(光栄にも)二人が,イスラム教圏内に宣教目的で入り込み、身元がばれてしまって捕われの身になったそうだ。

二人は一方的な裁判にかけられ死刑の判決が下された。

「毒 殺刑に処す!!」。ボクらしい刑だ。食べ物にいやしいボクはやはり最後には口から毒を盛られるのだ。 しかも彼まで毒殺刑とは可哀相に。 裁判長に「お前 達、イスラム教に改宗するなら許してやろう」と言われたにもかかわらず, 二人は毅然とした態度で,「改宗より死を選ぶ」と言いながら、ボクは毒を盛ら れ,神を賛美しながら死んでいった(何とも格好が良い)。

彼はと言うと毒を盛られた瞬間目が覚めた(夢だからそのことに関しては余り追求 しない)。しかし、目が覚めた後,彼は余りの感激にベッドの上でハラハラと涙したそうだ。彼曰く,「例え夢でも最後まで逃げ出さなかった自分がとてもうれ しい」と。ボクも牧師として最後までまっとう出来た事はとても嬉しい。これは彼が何時もボクをそのような目で見守ってくれ、祈ってくれている証拠だとつく づく思った。ナント感謝!!
 
ボクの夢は何時も余りにも世的でこんな高尚な夢など,ついぞ見たことがないが、夢を通り越していきなり現実と言う事態になった時のことを考え、今から心の準備をしておこうと新たな決意を示された。

その時詠った彼の句:
“喜びて死を選びけり夢枕、覚めて今なお心洗わる”
(朗々と詩吟で詠ってくれた)
こんな初夢が見たい!! 

「青年は幻を見, 老人は夢を見る」 使徒の働き2:17

安藤秀世(サウスベイジャパニーズクリスチャンフェローシップ教会牧師)

過去の「牧師の独り言」を読む

サウスベイジャパニーズクリスチャンフェローシップ教会のWebサイトに戻る。