Tuesday, March 28, 2006

世界の頂点に立つ

少し前になる話で恐縮。
日本滞在中、世界ジュニア・フィギュア・スケートで浅田真央が銀メダルを
取るという快挙があった。
しかし、報道陣や彼女のコメントはまるで敗戦将軍の様子。
第一声が「残念でしたね」である。
確かに金メダルを期待されてはいたと思うが、「よくやりましたね!!」
「いやぁー立派でした」ぐらいはあっても良いのでは。
全てのコメントはまるで、期待を裏切られ、金を取れなかった悔しさと、
失敗、不足感、敗退、といった否定的な言葉ばかり。

あの時は彼女なりにベストを尽くしたとしても、周りから来る重圧感で押し
つぶされそうだ。
世界の頂点に立つという事は、並大抵のことではないのだ。
技術より、意志の強さを養わなければやって行けないってわけだ。
こりゃたまらんわ。

そういえば、喧嘩だって、腕力より度胸のある方が勝つくらいだから。
あまり適切な表現ではないかもしれないが、でも彼女は競技には勝った。
何しろ世界で2番になったのだ。
立派なものだと思う。その事を評価してあげたい。

「私はまだその目標に達してはいません。ただこの一事に、全力を注いで
います。すなわち、過去に執着せず前にあるものを望み見、
ゴールに到着して褒美を得るために、一生懸命努力しているのです」
聖書(ピリピ人への手紙3:13~14)

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