Tuesday, July 19, 2005

元気溌剌

時々お預かりしている8才と5才の兄妹がいる。

なんとも羨ましいくらいの仲良し兄妹。よく二人でキャッキャッ言いながら遊んでいる。

今日お兄ちゃんを学校に迎えに行き、一寸買い物につき合わせた。

お詫びのしるしに何でも欲しいお菓子があったら買って良いよとすすめたところ、5つ袋がつなぎ合わされた菓子を買った。

「妹と分ける」と何ともしおらしいことを言う。

この8才の男の子が、体の不自由な家内が車を乗り降りするたびごとに、ドアーの開け閉めをしてくれる。

家内は、「さすが男の子ね!」「リトル・ジェントルマンなんだね」「そうね」小さいうちから誰が教えたわけでもないのに、人を労わり助ける事を知っている。

多分、教会の男性達が家内にしてくれているのを見ていたのだろう。感心な子だ。

母親が生活を支える為に仕事に出ていて一生懸命働いている事をこの兄妹は知っている。

だから夜遅くなっても静かに母親の帰りを他人(ひと)の家で待っている。

誰かが苦労しながら自分を育ててくれている事を承知しているからこそ、人にも優しく、また小さい時から我慢や忍耐する事を学んでいるのだ。

でも彼らは決して卑屈ではなく、自由で実に元気溌剌だ。

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