Friday, July 22, 2005

16才の老犬

うちには犬が2匹いる。SPUD(スパッド)は16才の老犬だ。

人間に例えるならもうとっくに80才は越えているだろう。腰と後ろ足がめっきり弱く(リューマチだ)、
ガレージやキッチンなど地面のよくすべる所ではよくこけている。

それでも元気はある。ボールを投げてやると取りに行くがもう持ってくる体力がない。

ご飯時にはチビのJJ(ジェイジェイ)が呼びに行く。

その時に事件がおこる。

JJはいつも吼えながら、庭で寝ているスパッドにご飯を報せに行く。じゃれている積りなのだろうか、JJはスパッドの首辺りを噛み付く。

すると腰の弱い大型犬のスパッドが倒れて、何とも言えないグオーン、グオーンという悲痛な声を出す。まるで断末魔のような声だ。

家にいる者がみんな吃驚して外に飛び出すくらいの、悲壮な泣き声だ。

3年前まではJJなんてまるで相手にしなかった、前足でJJを押えつける位、威風堂々としていて、大型犬の貫禄があった。

それだけに立場が逆になったいま、過酷な自然界の生き様を見せられる。

私だって元気はあるが体力が全くない今、いくらあがいてもどうしようもない。

せいぜい食べ物に気をつけ、適量の運動を欠かさない事だ。

チビのJJの方に皆の人気が高い。

でもボクはこの老犬がこよなく愛しい。

いつもハグをしてやる。それが気持良いらしい。

最後まで愛情を注いでやりたい。

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